カラダは食から

現在は自炊の記録は中断し、外食とプチ湯治の記事に限定しています。

2023年1月1日から

令和七年如月の湯治 最終日  如月廿六日大安宿壁寅 

2025-03-03 05:03:20 | 旅館での食事
昨夜の就寝は9時20分、テレビは興味がないしお腹いっぱいで身体が温まってたら、あとは寝るしかないって話ですね。



深夜に起きたからといってテレビを見るわけでもありませんので、気象情報を確認したのでお風呂へ行きましょう。
ところがタオルを持ってテレビを消してと思ったら、何かこもるような唸り音が響いている。パソコンのHDDの終末期音じゃないよね?寝る前にシャットダウンしてあるし。
何だ?この音は…と思ったら隣の部屋からのヘアドライヤーのブロワ音でした。こんな時間に髪乾かしているんですか。となると隣の女性客ということですね。客室にいると音がどこから回って来ているのかわからないんですが、深夜1時半なら音源は多くないので間違いないでしょう。



冷蔵庫脇の昭和の家具調テレビの上にある飾り物、今月は桃の花のイメージかな。ちょっとひな祭りには早い感じですが、梅や桃は咲き始めていますからね。



きのう25日の深夜2時43分に入った時と同じで、今夜も湯が出ていませんでした。脱衣中に湯の流れる音がしていなかったので、ああこれはきのうと同じだなとその時点で気付いてはいました。湯が出ていたら浴室の湯気でカメラのレンズが曇るし、浴室内はもっと暖かいはず。



浴槽の水位も茶色のタイルの下まで低くなっているので、旅館が湯を止めた後に使って減った分が補充されていない状態ということでしょう。隣の女性客が出たばかりなのかも。カランからのホースで湯を出すと、微温い湯は出てきたもののこのままこの大きな浴槽を満たしても意味がないような。もう少し待てば熱い湯が出てくる可能性はあっても、自宅の高温差し湯と同じ状態なので全体が熱くなるには相当待たないといけないです。
こんな微温い湯でも、ある程度浸かっていたら身体の芯から温かくなってくるだろうなとは思ったものの、気短なので40℃あるかないかの日向水のような湯に浸かっているのはさすがに無理な話。こんなことで風邪を引きたくはないけれど、それでも湯から上がると急に身体が冷えるのがわかり、一応まだ浸かっている方がまだまし。いつまで浸かっているべきかのチキンレース、我慢比べになりそうです。

いつまで入っていても、どんどん熱い湯が出てこない限り温度が下がる一方なので、それより部屋の暖房で温まる方がいいと判断して手早く身体を拭いて部屋に戻ります。汗が引かずに浴衣を羽織って部屋に戻っていた夏の頃が懐かしい。



起きた時より0.2℃ほど気温が上がったようですね。画像整理が残っているので少しパソコン作業をしておきますか。



ドラッグストアコスモスで2本買って1本は自宅で飲んだのですが、どうせなら温泉に入った後の湯上がりに飲むと美味しいかなと思って持ってきたアサヒワンサードを冷蔵庫から出してきました。汗をかいた後に飲むビールではないけれど、のどが渇いていたのでつまみなしで飲みます。カシューナッツもあるけれど、朝ご飯を美味しく食べたいのでここはグッと我慢。これはアサヒ黒生とマルエフのブレンドとのことですが、あまり美味しくないと言うか、どっちつかずで味の特徴がぶれていてわからない。そしてアルミ缶が薄いのか、持つと力を入れていないのに缶が歪みます。





日本海で立ち上った水蒸気が山脈にぶつかって大雪を降らしているということは、やはりこの時期でも海水温が高いということなのでしょう。統計を取り始めて以来最高の積雪量になっている地域が多いようです。本来ならこの時期に獲れる魚も水温の上昇で水揚げがないと聞きます。地震が多くて雪が大量に降り、夏は湿度が高くて気温も高い日本、今までだと夏だから暑いし、冬だから寒くて当たり前と片付けていましたが、令和になってからは特にその範疇をはるかに超えています。



そんな中、三重県警地域課の警視が行方不明。(その後心肺停止で発見されて死亡)そうでなくても雪が例年より多いのに冬山の単独行は無茶でしょう。

















日本海側の大雪に比べ、乾燥した状態の太平洋側では山林火災が頻発し、東日本大震災の被害を免れたお宅も被災していると聞くと、本当にお気の毒。農家が草刈りをした後に野焼きをしたとか、ゴミを燃やしていた火が枯れ草に燃え移ったとか、自然発火ではない原因での火災は正直割り切れませんね。こういう山林火災が原因で被災した場合、火災保険の適用はあるんでしょうかね。天災ではないし、地震を原因とする火災の延焼ではないから保険金支払いの免責条項ではないですよね。
日本海側の雪がこちらで一日くらい降ってくれたらかなり消火活動の手助けになりますが、世の中そううまくはいきません。

朝ご飯の7時まで起きているつもりでしたが、やはり眠くなってしまい4時から布団に戻りました。寝坊することはないと思いますが一応アラームをかけます。



あの後一旦9.4℃まで上がってからまた気温が下がったようです。
トランプ政権になってから、白人至上主義的なアメリカの傲慢さが各所で見えているように感じてしまいます。最初に大統領になったときにもその傾向はありましたね。だから【もしトラ】なんて言われていたんですよね。ただ、外交力と世界に及ぼす影響力は大したものだなと思います。日本の外務大臣は媚中だし、総理大臣なんて何も国家に対して働いてないといつも憤懣やるせない気持ちです。



鹿児島の温泉業者の人達は、毎朝6時半からの朝食ということで7時に降りた時にはすでに姿がありませんでした。
昨夜女将さんが朝食時間を確認した時点では、わたしの右の男性が『多分起きれないと思うので8時でいいですか?』で、左の夕飯ギリギリにチェックインした女性は7時半、中央に座っていた男性が8時の希望でした。「女将さん、こんなにバラバラで覚えられるの?」と笑ったほどです。



7時からのわたしと7時半からの女性客の食事が用意されています。そこに味噌汁とともに女将さんが領収書を持ってきました。



今月も支払いは2泊3食で12,300円でした。日付は支払った月曜日になっています。来月は通院のタイミングが月末にあるので、その診察予約に合わせた日程で予約をお願いしておきました。



朝ご飯は定番の味付海苔・ちりめん・納豆・大根の壺漬け・玉子焼き・昆布の佃煮。お味噌汁は豆腐と若芽に小ねぎでした。朝はしっかり食べたいので、お代わりを2回して欠食児童並みにご飯をいただいて満腹です。納豆は日によって銘柄が変わるのですが、以前、実は女将さん自身は納豆を食べないんだと聞いた時は顔を見合わせましたよ。笑

食事が終わってとっくに7時半を回っているのに、松の間の女性客は食事に降りてきませんでした。女将さんが『7時半って言ってたわよね?』と首を傾げていました。ヘアドライヤーの音が1時過ぎのことでしたから、たぶんまだ寝ているんでしょうね。
食後はお決まりのルーティーンで吸入と歯磨きでの入浴。そこに今朝は髭剃りと念入りな洗体も加わります。毎月来ていても最終日の朝は名残惜しい気持ちでの入浴になります。





この時間ですと熱い湯が豊富に出ていました。週間天気予報では傘マークが出ていましたが、やはり温泉は自然の恵みで生き物なので、『しっかりと降って欲しい』と湯量が少ないと心配する女将さんの願いが叶うといいなと思います。

よく『今週末のお天気は下り坂で、残念ながら土日は雨の模様です』などと、予報能力よりもルックス優先で出演しているお天気キャスターの女性が、【雨が残念だ】というような趣旨の発言をすることがありますが、時には農家や雨を望んでいる業種も確実にあるわけで、お天道様が出ることがいいことだというような発言は、テレビ局にクレームを呼びます。
まあ、それが表立ってニュースになることはほとんどないでしょうけれど、世界のお天気は晴れで成り立っていると思っていると考えているとしたら、お天気キャスター(今はほとんどが気象予報士)としては失格でしょう。月夜の晩だけじゃないぞと言ってやりたい。

客室に戻ってから画像をノートPCに取り込んでおき、ここでいただいたお茶のセットを厨房に運びます。飲んだ缶ビールの空き缶や焼酎のプラボトル、柿の種などのゴミは全て持ち帰ります。さすがに伊藤園お~いお茶のティーパックのゴミはお願いしますが、それ以外の持ってきたものはすべて持ち帰ります。歯ブラシのセットも2本置かれていますが持参したものを使っているし、浴衣も2枚ありますが1枚しか使いません。
支払った宿泊料金に含まれているとは思っても、今後も利用させてもらう中で少しでも協力できる部分は協力したいです。バスタオルがない分、浴室脱衣所にはタオルが山積みになっていますが、お世話になっている間わたしは部屋に置かれている白いタオル1枚しか使ったことはありません。まあ坊主頭なので髪を念入りに拭いて乾かすこともないんですが。笑

チェックアウトは10時になってしまいました。すでに玄関には長逗留の3人組の自前のスリッパの他に、旅館のスリッパも3足並んでいました。

「なに、もう皆さん帰ったんですか?」
『きのう来られた方々はきょうも連泊で、もう朝ご飯の後で出て行かれましたよ』
「どこへ行くんですかね?地獄めぐりなのかな」
『わたしもお客さんの話を聞くんですけど、どこへ行くんだろうなって思うんですよ。ほんと別府って遊びに行く場所がないなぁって切実に感じますね』
「まあ、定番の地獄めぐりについては、話は聞くけど一応行くだけ行っておく?って感じなんでしょうね。二度目はないですよねぇ、龍巻地獄なんかこれがそうなの!?って思うくらいのものだからねぇ。
では失礼します。また来月もよろしくお願いします」

まあそんな悪態をついてはいますが、和歌山の山奥から車で大阪南港へ出て、フェリーで別府の共同温泉を徒歩とバスで巡るためにまとまった連休がある時はしょっちゅう遊びに来ていたのがわたしです。

『どうもありがとうございました。来月は曜日が違うので間違いませんように。行ってらっしゃいませ』

また毎度のように狭い路地の角を曲がるまで表で見送っていただきました。こういうシーンが実はちょっと気恥ずかしくて苦手です。

食料品店では、玉ねぎを買うと同時に顔なじみのレジのおねぇさんに残ったもう一丁のお豆腐を分けました。



袋にパックを直入れした豆腐は、宮崎の帰りにここに寄ってお分けすることがあるので、『パックしてある豆腐は初めて見ました!』ということでした。
酷暑で車に乗りたくない時期は無理ですが、それ以外はほぼ月に一度は宮崎へ買い出し遠征しています。ダイワの釣り用保冷バッグに、安物のクーラーボックスと発泡スチロールのトロ箱も積んで、魚の買い出しに行くのと同時に豆腐も買ってくるのですが、この食料品店のレジのお姉さんにもお刺身用の柵と豆腐をお分け(転売)することがあります。時間が合わないともう退勤しているから無理ですけどね。





門川町のスーパーで買うこの豆腐以外にも、全国豆腐品評会で5位入賞した豆腐もあるのですが、それは珍しい黒のパック入り。これは佐伯市内のスーパーでしか買えません。



以前は普通に買えたのですが、認知されだしてからは宮崎から戻って来る時間帯にはほぼ売り切れているので、なかなか手に入らなくなってしまいました。地元の大豆の生産量が少ないので豆腐自体の作る量が少ないということもあります。どうしてもとなると、開店が朝7時からのスーパーに毎朝7時50分に豆腐屋さんからの配達があるので、朝一でそれを狙うと3丁だけですが確実に手に入ります。

実は宮崎県は近海カツオ一本釣り漁獲高21年連続全国一なのです。タタキではなくお刺身でカツオを食べたいわたしは、柵取りしたカツオを買うのを主目的に往復360kmの距離を通っています。もう早い時は2月に、通常でも3月には初鰹をいただけるので、それだけでも関東生まれの人間には信じられないくらいです。



値段を見ておわかりのように、日によって相場はありますが3月の時期でもこの程度です。わたしの地元では生のカツオはまずなくて、すでにタタキに加工されている冷凍解凍品ばかりなのですが、生のものがあった時だとこの3倍くらいはしています。

加えて、70代後半の御夫婦が娘さんと3人でやられている魚屋さんでは、お刺身の盛り合わせなども買います。



刺身の内容は水揚げによって変わりますが、分厚い刺身が最低でも6点から7点盛りで税込み378円。多い時は頼まれた分と合わせて10パック程度を予約して買いに伺います。少ない時はその場でお願いしますが、すぐにその場で新しく捌いて作ってくれるとてもいいお店です。







実は宮崎県への移住を本気で考えている理由が、温暖な気候ではなく魚の美味しさと安さなんです。


今回も拙いブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。深謝合掌。
コメント    この記事についてブログを書く
« 令和七年如月の湯治  如月廿... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。