カラダは食から

現在は自炊の記録は中断し、外食とプチ湯治の記事に限定しています。

2023年1月1日から

令和七年如月の湯治 如月廿四日先負危宿子

2025-02-25 07:10:40 | 旅館での食事
今年の冬は一段と寒さが厳しく、今月3日の立春からは【暦の上では春】なのになかなかその気配がありません。


(2025年2月20日撮影)

近所を散歩していますと梅の花が咲き始めており、確実に植物が目覚め始めてきてはいても、実感としての暖かさはまだしばらくお預けのようです。

2月23日は第126代徳仁天皇の誕生日で、きょう24日はその振替休日。今回の湯治初日は昼を過ぎてから自宅を出たために外食はしていません。
チェックインの前に先週通販で購入した果物を少しお裾分けしようということで、残り半分ほどになってしまったきんかんたまたまエクセレントを持っていつも頂き物をする魚屋さんへ向かいます。







先月末、睦月の湯治の後に出かけた日向市で買ったきんかんたまたまのプラパックがあったので、上からエクセレントのシールを貼って詰めました。でもエクセレントは一玉が大きいので9個で一杯でした。他にもお裾分けをしていましたし、1kg詰めでも44個しかなかったので残り全部を箱ごとお裾分けするのは厳しい…。笑





土日祝日は観光客やサンデードライバーが多いのを承知しており、慣れない道を走るのはお互い様ではありますが、運転そのものに不慣れと言うか、状況が読めていないのかスマートフォンをいじくっていて前を見ていないのか、信号が変わっても進まなかったりふらついていたりする車が多いのでこちらも自然と車間距離を取ってしまいます。時間も普段の5割増かかって疲れました。
これで将来自動運転が普及していくと、更に予想しづらい動きが増えていく未来となるのでしょうか。中国の自動運転車の事故動画などを見ると寒気がします。



魚屋の奥さんはコロナ罹患から回復され、恵方巻きの忙しい時期も乗り切ったとのことでした。きょうは祝日の代休ながら、暇なので早上がりすると言っていました。多分、雪が降るとの予報が出ていたので、先週末にはすでに買い物を済ませていた家庭が多かったのでしょう。

戻ってきてのチェックインは、途中で時間調整をしながら来たのでちょうど3時でした。すでに男女二人のものと思われるスニーカーが2足玄関にあります。駐車場には先月から長逗留中の鹿児島ナンバーのキャラバンしかなかったので、公共交通機関を利用して見えたのかも。

今月は竹の間にご案内いただきました。先月予約時に当日は混んでいると聞いていたので、松の間ではないだろうなと予想はしていました。部屋の割り振りルールはよくわかりませんが、特にどの部屋でも不満はありません。





それでは暖房をしておいてお風呂へ行きましょう。今朝は雪が少し積もっておりました。日中は風が強かったものの車内は日差しで暖かかったですが、館内は空調が客間とお食事処だけなので油断は禁物です。

いつもならまずは広い方の浴室へとなるところですが、スリッパが2足廊下にあって利用中でした。玄関にあった2足のスニーカーのお客さんでしょうか。





湯は豊富に掛け流されてあふれておりましたが、気温が低いからか身体が冷えているからか浴室内がそこまで暖かいとは感じません。タイル張りというのもひんやりと感じる一因でしょう。
二泊の滞在中はあまり身体を丁寧に洗うことなく、さっと掌で流す程度に留めますが、チェックイン時はしっかり目に洗い髭も剃り直します。湯温は加水も不要なくらいの、わたしにはちょうどいい体感温度43.5℃くらいでした。あまり熱い湯は心臓に負担が出ますが、微温いといつまでも出れないのでそれも困ります。



チェックイン後初めての入浴なので30分ほど入っていました。では部屋に戻ってお湯を沸かして軽く一杯いただきましょうか。



昼ご飯に自宅でフィッシュバーガーを食べてから出てきたのに、やはり何かないとさみしいということで柿の種を出しました。







16度の焼酎ですがお湯割りでちょうどいい感じです。飲みながら起床後からの画像整理をしておきましょう。



珍しくアップロードが若干遅めですが、ダウンロードに関しては文句のない速度です。

柿の種がすぐになくなってしまったので、夕食は7時なのでもう少し我慢すればいいのに…と思いながらも追加でもうひと袋開けました。





昨今のこういった小袋のお菓子類は内容量が少なめなんですね。写真は本当にイメージです。こんな機会でしかお菓子を食べることもなく、ポテトチップなどももう何十年と買っていないのでよくわかりませんが、これもすぐになくなってしまうほどしか入っていませんでした。



あすはかなり気温も上がる予報が出ていました。あすはまたサイゼリヤへ行こうかなと思っているところですが、開店の11時前には並ぶような状況が未だに続いているようなので、平日とはいえ少し危惧しているところです。

7時に降りまして厨房に声をかけたら、『きょうは真ん中なんですが…』と女将さんが若干口ごもります。先程の入浴時にお食事処が見えていたので、「左側の小さいテーブルの真ん中ってことね?」『そうです!』

お食事処ではすでに7名の方が食事中で、中央が御夫婦の組で奥が長逗留中の仕事で見えている3人組。左手の客室にあるのと同じテーブル席には男性客がひとりずつ両脇におられ、その間がわたしの席です。



左手はすき焼き風の牛肉と玉ねぎの煮物・ぶりの煮付け・フルーツはキウイですね。大根の香の物・ポテトサラダ・茄子の揚げ浸し・鶏もも肉のから揚げでした。



追加で女将さんが持ってきたのはお刺身とお澄まし。刺身は鯛とヒラメのようでした。澄まし汁の種は浅利でした。自宅だと浅利は味噌汁か酒蒸しなので個人的には新鮮味を感じます。

隣の高齢男性が話しかけてきて、わたしのスマートフォンケースが『うちの近所で販売しているのと同じだ』とおっしゃる。



実際にはこれは函館監獄の文字のあるもので、その方が言う札幌刑務所のものとは違います。どうも矯正施設の製品を扱うお店が都内にあるようですね。その方がお住いになっていると言う中野区はわたしの出生地、両親の墓は高円寺にあると話すと驚いておられましたが、年齢のせいなのか難聴とのことで、横並びでの話のため何度となく会話を聞き直されて、大きな声で言い直すのがとても大変です。こちらとしては食事をしながら横を向く事自体が行儀が悪いこと。矢継ぎ早に問いかけられ、大きな声で話にお付き合いするのが面倒でした。

年金生活者だというその男性客は、年に何度かはこの地の温泉に来ていて、来た際にはそのうちの一日をここで泊まるのだと話しておりました。わたしは毎月来ていて今夜で31泊目だと話すと、右側のもうひとりの男性客がスマートフォンを見ながら声を上げて笑っておりました。
全国の温泉地を周っていて、ここへも安いので(LCC?)飛んでくれば1万円で来れるんだ、と自慢げに言うんですもん。見知らぬ人からけしかけられたようになって対抗心が出ちゃいました。^^;

依然として減量の効果が目に見えないわたしなのに、今夜は軽くよそってご飯のお代わりは2回、計三膳いただいて満腹で完食いたしました。ぶりの煮付けの皮に少し鱗が残っていたので残しましたが、キャベツも刺身の妻もきれいにいただきました。



食後の流れとしたら狭い方の浴室へとなるところですが、今回は広い方を利用します。





高窓の湯気抜きからは冷気も感じますが、かけ流しで上がる湯気で浴室内は暖かかくなっていました。これはヒートショック防止の大きなメリットとなりますが、その分アルミサッシの浴室ドアは結露がひどく、廊下側にもその滴が落ちてしまうのは避けられません。
先月は薬を忘れてしまいましたが、今月はきちんと確認をして持って来ています。食前の焼酎の影響も感じず、若干長めに浸かってよく温まってから出ました。

部屋に戻ってからはまた画像の整理をしておいて、早めに9時には就寝です。エアコンを点けたままで寝ると翌朝確実に体調が悪くなるので、充分に部屋を暖めておいてから就寝しました。
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