占いの研究を通して、運勢の良い考え方・生き方を紹介します。

鑑定歴30年の「天使の占い」・遠山球希が、占いや相談を通して感じたこと、また運勢の良い考え方・生き方などを綴っています。

お弁当の思いで!

2006年11月13日 | Weblog
・・・赤ちゃんの命名・改名、相性占い、姓名判断は
メール鑑定・天使の占いの遠山玉希が見たまま、
感じたままをお届けします。・・・


月曜日はどうしても朝チョットの緊張がある。
我が家では高校生の息子の弁当を作るために5時半に
起きないといけないからである。
日曜日だけ6時半まで寝坊できる。
弁当を作らなくても良いからである。

毎日長男は学校が遠いため6時20分に家を出る。
それで朝ご飯は6時までにそして弁当は6時15分まで
には作り終えておかないといけないのである。

その弁当を作りながら長男に話すのである。
私たち親の高校時代の弁当の話である。
特にドラえもんのお弁当の話は笑いと言うより
可哀想になってくるのである。
ドラえもんが時々ぽつりポツリと話すことがある。

その昔、ドラえもんは高校で弁当を半開きにして
しか食べることが出来なかった。
一度しか全開にして食べたことが出来なかったと
言うのである。

弁当の白いご飯が茶色になっているからみんなに
見られないように半開きしかできなかった。
白いご飯が白のままならば堂々と出せるのであるが
茶色に染まっている弁当である。
煮物の汁がこぼれてそれがご飯に染みこんでいるのである。
それも横に大根の煮っ転がしなど煮物が入っていると
たまったものではない!

日の丸弁当の蓋を開けたとたんにあのプ~ンと言う
大根の異様な臭いが立ちこめてくるのである。
一瞬にして絶望感にさいなまされてしまう!
弁当を数分で食べてしまうのである。
美味しいからではない!

同級生に見つからないようにするためである。
だから早弁なのである。
この早弁は給食の前に食べる早弁ではなく
早く弁当を口の中に入れて食べる”早弁”である。
これはドラえもん少年の苦肉の策だったのである。

当時は弁当は夜の残り物が多かった。
そしてお母さんは悪い人ではないが性格的に
細やかな人ではなかったので、あまり弁当に意識を
していなかったせいもあるでしょう!
そして男性だから自分で作れないから、
あまり文句も言えない。
様々な内容が重なり弁当の辛い思い出になるのである。

一度だけ堂々と弁当を全開した時がある。
それが事情があり自分で弁当を作った日であった。
その時だけはゆっくりとみんなに見せて堂々と
食べたらしい!

そう話すと長男は
「今は本当に恵まれているね~。
本当に有り難いと思う!」
と感謝した。
別に感謝されるためにそう言ったわけではないが
昔のことを知って今を生きることも
大切なような気がした。

だから買い物に行くと時々
「明日の弁当の材料は?」
とドラえもんの口から無意識のうちに出ることがある。
過去の辛かった思い出を子供達には味わわさせたくない
親心からであろうとふと思ってしまうのである。

by 赤ちゃんの命名・相性占いは「天使の占い!」
コメント
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