収納庫のような石棺に閉じ込められて、どれ程経つのだろう
身体が朽ち果てていくのが分かる
真っ暗闇の中で必死に喉から声を振り絞ったが届かない
自分の名前すら思えだせない
ただ強い恨みだけが残っていた
夫が憎い
だが何故に憎いのだろう
何故に夫を憎んでいるのだろう
身体の痛みさえ消えてしまっているのに心が痛い
自分が誰だか記憶をたどった
そうだ・・・・
私は毒を飲んだのだ
痙攣を起こしもがき苦しみ意識が無くなって気が付いたら、この場所に入れられていた
段々と記憶が戻ってきた
意識があったのに夫は、私を死んでると思ったのかコンクリートを流し込み埋めた
私は、内田 幸子
許せない・・・
私を見つけて誰か見つけて
私は、ここに居る
ここで美和子は目が覚めた
何と言う夢だ
夢?
夢だったの?
白昼夢だった
美和子は時計を見た、ウトウトしてから数分しかたっていなかった
目の前に収納庫がある
まさか・・・・この中に
凄い事になってきちゃったし
あなたな~らどうする~←古い歌を口ずさんでしまった
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