人間社会には沢山の種類の仕事があるのね
プリンは寝て待つのが仕事なのよ
あたしって意外に仕事ないのよね～
ママが言うには不景気だし、金曜日も暇なんだって
でも今日は接待があったらしくて、力尽きて帰宅
某大会社の接待があったらしい
東京からの、お偉いさんを接待しなければならない地方の部下
その部下の気苦労の部分を埋めなければならないママ
普段はギャルの店にばっかり行っている部下達
しかし、お偉いさんが来た時の接待だけはママの店を使うのだ
その中に会社ではエリートの怖い上司がいた
何を思ったか？
カウンターの別のお客様に酔った勢いで絡み始めた
しかも、お姉言葉でだ(￣◇￣;)エッ
『今日は１人なのぉ～
』
カウンターのお客様は(￣□￣;)ギョッ
『ねぇ～朝まで楽しく飲みましょうよぉ～』
そう言ったかと思うと、カウンターのお客様の首に手を回し
ホッペをスリスリヽヽ(*￣-￣)(￣-￣*)ノノスリスリ
こりゃあいかんと部下が連れ戻す
カウンターのお客様・・・怒らないでね
今から撃退しますから
何度、連れ戻してもカウンターのお客様の元へ行く上司
『ねぇ～私と朝まで飲みましょうよぉ～』
気持ち良く帰ってもらう方法がある
クーラーを止めた
ジワジワと蒸し暑くなってくる
とどめに暖房を入れた
(*￣□￣*
『ママ～暑いよ～何とかして～
』
『エアコンが効かない程に今日は暑いのね～』
ハイ(;´д｀)ゞ～～～"Q_(´ー｀*)))パタパタ
お姉言葉の上司も『暑いわぁ～ホテルに戻ってシャワーよぉ～』
清算を済ませて店外へ出たら
『あれっ？外の方が涼しいぞ』
言葉も普通に戻り
タクシーに乗せて『有難う御座いました～』
良かった良かった、カウンターのお客様が無事で
『今日は、ゴメンなさいね』
『いやいや、どって事はないさ』と機嫌良く笑顔だった
しかし、やっぱりストレス溜まっていたのね
そりゃあ～そうだよね～
首に手を回し頬をスリスリされ、腰に手を回されたんだもん
カウンターのお客様は還暦
理由は知らないが独身だ
一気に酔いが醒めたと濃いめの焼酎をあおり
歌った曲が
逃～げた～女房～なゃ～未練はないが～
お乳～ぃ～欲しがる～この子が～愛しい～
何でこの曲？
ママの知らない歌を、タップリと歌ってくれました
夜の世界の仕事は奥が深いのです
