その影響でしょうか、実家の柿に異変が起きました。
今年、沢山の実をつけていた柿が、9月半ばにはすべて落ちてしまいました。
こんなことは初めてです。
わが家の柿の木
樹齢は100年くらいです。大きくて小屋に梯子を掛けて登らないと収穫できません。
柿には「なり年」と「不なり年」がだいたい隔年でおとずれます。
一昨年(2021年)はなり年で、500個ほど実を付けました。
2021年の様子
屋根に登って収穫しています。
箱に入れて施設などに配りました。干し柿用です。
2022年は不なり年(裏年)で、ほとんど収穫できませんでした。
そして今年・2023年、夏まで沢山の実を付けていたのですが、9月に入ってからポトポト落ち出しました。
柿の実が落ちるのはよくあることなのですが、変な落ち方をしていました。
実家に帰る度に、数十個も落ちているのです。
それでも木には相当数の実が残っていたので、それが熟れるものだと思っていました。
9月23日
この日は天主山遠征出発の日でしたが、お彼岸の墓参りにちょっとのつもりで実家に寄ったら、柿の木が大変なことになっていました。
上の写真は柿の木の下に落ちたものです。
これ以外にも庭や、家の前の道路に沢山の柿が落ちていたのです。
特に、道路に落ちた柿は悲惨なことになっていました。車に踏まれて潰れたのが道のあちこちにこびりついていたのです。
このままでは出発できません。
汗だくになりながら落ちているのを拾い集めました。200個は落ちていたでしょうか。
この日はビニール袋に入れるところまでで、最終的な処分は遠征から帰ってからすることにして、2時間遅れで出発しました。
9月25日 遠征から帰ってきたら、柿はさらに落ちていました。それが熟して落ちているわけではないのです。それならばと、小屋に梯子を掛けて、わずかに残っている柿をすべてちぎることにしました。
下からは見えませんでしたが、屋根に登って柿を見てビックリしました。
沢山の虫たちが柿に群がっていたのです。
カメムシ、カナブン、スズメバチ、蛾…
イチジクの木に虫が群がるのは知っていましたが、柿の木にもとは驚きました。
残っている柿をちぎるために、枝ごと手元に近づけようとするとそれだけで柿が落ちるのです。しかも、ヘタを残して…
結局、今年は柿の収穫はゼロとなりました。
さて、柿が落ちる原因ですが、自分では猛暑が原因で、身の危険を感じた柿が子孫を残すために早めに実(種)を落としているのだろうかと考えました。
ところが、ネットで調べてみたらそうではないようです。柿が実を落とす原因は大きく3つありました。
①生理的落下
②害虫
③病気
原因は②の害虫でした。主な害虫はヘタムシやカメムシですが、わが家の場合はまさにカメムシで、カメムシが果実の汁を吸うのが原因のようです。
対策としては消毒となっていましたが、あんな高い柿の木は簡単には消毒できません。
今年は沢山の干し柿が作れると楽しみにしていましたが、残念な秋となりました。
(冒頭の柿の写真は一昨年のです)
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