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まんやま独歩

出島へ PART2

12/8 四海楼でちゃんぽんを食べた後、出島を訪ねました。出島では、今年シーボルト来日200周年を記念して「シーボルトと川原慶賀」という企画展が行われています。この企画展は10月も見に行ったのですが、今回はPART2ということで展示物が入れ替っています。



新しい展示物について学芸さんが説明してくれるのですが、その待ち時間に前回見落としていたところの見学をしました。

前回スルーしていた木


実はこの木
「シーボルトの木」だそうです。


そうですか、それは良かったですねと、またスルーしそうになりますが
説明板を読んでビックリです。



おどろき 桃の木 シーボルトノキ!
「シーボルトの木」ではなくて「シーボルトノキ」
命名者はあの牧野富太郎氏でした。
朝ドラ「らんまん」を見ていなかったら、説明板を読んでも気(木)にも留めないところでした。

植物関係でもう一つ


パネルの写真は現在も食べられている野菜ですが、キャベツはオランダからもたらされたもので、当時は「オランダナ」と言っていたそうです。
へー!


オランダの旗竿
このポールは10月13日に完成式典があったばかりの出来たてです。


高さは12mありますが、これでも当時の半分の高さもないそうです。
へー!


ケンペル・ツュンベリー顕彰碑

黄色の服は説明をしてくださるガイドさん

碑に刻まれた文字の説明




そして、本命の川原慶賀展



いろいろな展示物がありましたが、一番の目玉は川原慶賀が描いた「長崎湾の出島風景」屏風の複製です。



屏風のオリジナルは2017年にオランダの個人宅で発見されましたが、傷んでいたので一度解体して修復作業が行われました。その際に複製品が作られることになり、今年完成して展示されることになりました。オリジナルはオランダのライデン国立民族学博物館に展示されているそうです。




一見して金屏風のように見えますが、本来は、海は鮮やかな青色だったそうです。屏風を解体したとき、表に出ず隠れていた部分から劣化、退色していない本来の色が出てきたので分かったそうです。
修復にあたって、経年劣化も歴史資料として重要と考えられ、初期の状態に戻すことなく、傷んでいる部分のみ修復したそうです。
なお、展示されている複製品はオリジナルと瓜二つに仕上がっているそうです。



余談 「シーボルトを探せ!」
出島の説明板は、下の写真のように、文章とともに当時の絵がはめ込んであります。

その絵の中に、シーボルトが描かれているのもあるそうです。

次の、2つの絵にはシーボルトがいます。
シーボルトを探してください。




緑の帽子を被っているのがシーボルトだそうです。
2つ目のは緑色が分かりにくいですが、望遠鏡を見ている人の後がシーボルト、右側の和服の女性がお滝さん、彼女が抱いている子がイネだそうです。
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