2月27日のウォーキング
家まであと2~300メーターぐらいのところで
おぼつかない足取りで道路を渡ってくる高齢女性に話しかけられました
『〇〇〇はどこですか
よく聞き取れず 「 えっ 」と問い返すと
『〇〇〇はどこですか
「お店の名前ですか?
『いいえ 〇〇〇です
エースばってんサン登場
「どちらまで行かれるのですか?
『家に帰りたいのだけど、わからなくなって
「どちらから来たのですか?
『友達と あら、お友達どこへ行ったのかしら
「お名前は何とおっしゃいますか
『〇〇〇△△子です
南方向を指差し『この道はどこへ行きますか 「古河ですよ
北方向を指差し『こっちは? 「小山方面ですけど
「住所のわかるようなものお持ちじゃないですか?
ハンドバックを開けて取り出したものは 眼鏡ケース
「病院の診察券とかはありませんか?
再び眼鏡ケースを取り出し、中を開けるも、入っているのは眼鏡のみ
再び北方向を指差し『あの建物まで行けばわかるかも じゃぁ 大丈夫ですから
だからと言って、ほおってはおけないし、「じいちゃん110番かな、その前に
「住所はわかりますか?
『はい ▽▽▽▽の▲▲▲▲ー◆です
ちょっと待っててな
家まで走って(スマホ持ってたのにな!)
PC立ち上げて、グーグルマップで検索、わかった!
近いけど、 2キロ近くある 住所が正しければだけんど
車で行こう!
ばってんサンが高齢女性を会話で引き留めていてくれました。
二人を拾い上げて目的地へ
自宅に近づくと道案内が始まりました
『ここ右です
『左に曲がってすぐ右へ あの家です
表札は〇〇 間違いない のかな
無事送り届ける?ことが出来たようですが
お家の方に状況を話した方が良かったのでしょうか
車での移動中、事故でも起こしたらどうなるのだろう
110番した方が良かったのかな
単なるおせっかいだったのでしょうか
聞いてないけど、携帯電話かスマホをもっていたのだろうか等々
色々と考えさせられました
1年半前(2021年10月)
シルバーカーを押せなくなった高齢女性にお話を聞きながら 110番通報中
うちの入所者さんですと 施設の方が迎えに来ました
5年前、いやもっと前だったかな
庭を歩く見知らぬ女性がいました
リビングから庭を見てると おっ! 誰だ!
えっ! 何だ また来た! 家を回っているのか?
ばってんサンはすっかりビビッていました
外に出て声をかけると
自分の家がわからなくなったそうな
着ている服に迷子札が縫い付けてありました
さっそく電話して迎えに来ていただきましたが 意外に近くの方で驚きました
迎えに来たご主人に
「お父さん 車で来たの?」と 声をかけた女性のかわいらしい言葉が思い出されます
わたくしサンの母親も認知症になりました
60歳を過ぎてから車の免許を取り、アマチュア無線の免許を取り
歩くスキーを始めたり、夏山登山を楽しんでいた母親でしたが
認知症には勝てませんでした
認知症の遺伝は1%も無いとのことですが なんとなく不安になります
要支援2だったころの母親の言葉が忘れられません
「わたし、どうなっていくの 怖い!」