「性被害のトラウマへの対応」 より
白川美也子氏(こころとからだ・光の花クリニック 院長)
2014年2月の講演(少々古くてすみません)
*トラウマ記憶
・圧倒的な体験によって生じる特殊なメモリーネットワーク。
・その出来事の時の五感、感情、認知、思考が
まるで冷凍保存されたように残ってしまう。
・特徴:無時間性
想起に苦痛な記憶を伴う
言葉になりにくい
*PTSD(外傷後ストレス障害)
・「回復期の障害」といわれる。
・トラウマによるネガティブな影響の極型
・主症状
①再体験症状
・フラッシュバック
冷凍保存記憶がトリガーなどで解けて、
「今ここ」のように解離を伴って再体験される
・侵入症状
夕刻や覚醒水準が落ちているときにまるで
「入り込んでくる」ように感じたり考えたりする
・悪夢:夜に再体験する
②回避・麻痺症状
・回避:苦痛回避のため、出来事を想起させるもの・こと・場所を避ける
・麻痺:「感じること」を切り離すことで起こる。
微細な感覚・ポジティブな感情から侵される。
究極には無表情状態へ。
苦痛を伴う場合もある。
③過覚醒症状
・「トラウマを受けたときの心身の状況」そのものがそのまま残存。
・不眠、焦燥、驚愕反射、集中困難など
*トラウマ反応の時間経過
・トラウマとなる出来事の発生から
正常ストレス反応 → 急性ストレス障害 →
・・安全の確保・・ → 外傷後ストレス障害(PTSD)
*急性ストレス障害(ASD)
・上記PTSDの3症状に、以下の解離性症状が加わったもの
①麻痺感 ②周囲への注意減弱
③現実感喪失 ④離人症 ⑤解離性健忘
◎支援の大原則
〇安全の確立
〇自己統制感、自己尊重感を増す
〇解決・未来志向アプローチ
☆支えられていると感じながら語れること
*サイコロジカル・リカバリー(SPR)
・中長期的ケア
・中心となる5つのケア
①問題解決のスキルを高める
②ポジティブな活動をする
③心身の反応に対処する(リラクセーション技法等)
④役に立つ考え方をする(ex.私だけの責任じゃない)
⑤周囲の人と良い関係をつくる
・さらに、レジリエンスに焦点をあてる
・その人のもっている資源(リソース)に気付かせる。
*首尾一貫感覚(SOC (Sense of Coherence))を増やす。
①把握可能感:自分の内外で生じる環境刺激は予測できるし、説明可能である
(「想定の範囲内」と思える)
②処理可能感:その刺激がもたらす要求に対応するための資源はいつでも得られる
(なんとかなると思える)
③有意味感:その刺激がもたらす要求は「挑戦」で、
心身を投入してかかわるに値する
(ex.「神様が与えた試練」等と思える)
☆困難時においても「きっとうまくいくという確信」
それが資源(リソース)を呼び込み、事態を改善する力になる。
それが成功するとさらに「首尾一貫感覚」が強まる。
(トラウマ体験を克服できる)
・・・・・・・・・・
まずは、ここまでにしてみます。
『ママさん、ホントに(お勉強ブログ)やるつもりかな』

うん、やってみる。
(2019年 5月中旬 撮影)
白川美也子氏(こころとからだ・光の花クリニック 院長)
2014年2月の講演(少々古くてすみません)
*トラウマ記憶
・圧倒的な体験によって生じる特殊なメモリーネットワーク。
・その出来事の時の五感、感情、認知、思考が
まるで冷凍保存されたように残ってしまう。
・特徴:無時間性
想起に苦痛な記憶を伴う
言葉になりにくい
*PTSD(外傷後ストレス障害)
・「回復期の障害」といわれる。
・トラウマによるネガティブな影響の極型
・主症状
①再体験症状
・フラッシュバック
冷凍保存記憶がトリガーなどで解けて、
「今ここ」のように解離を伴って再体験される
・侵入症状
夕刻や覚醒水準が落ちているときにまるで
「入り込んでくる」ように感じたり考えたりする
・悪夢:夜に再体験する
②回避・麻痺症状
・回避:苦痛回避のため、出来事を想起させるもの・こと・場所を避ける
・麻痺:「感じること」を切り離すことで起こる。
微細な感覚・ポジティブな感情から侵される。
究極には無表情状態へ。
苦痛を伴う場合もある。
③過覚醒症状
・「トラウマを受けたときの心身の状況」そのものがそのまま残存。
・不眠、焦燥、驚愕反射、集中困難など
*トラウマ反応の時間経過
・トラウマとなる出来事の発生から
正常ストレス反応 → 急性ストレス障害 →
・・安全の確保・・ → 外傷後ストレス障害(PTSD)
*急性ストレス障害(ASD)
・上記PTSDの3症状に、以下の解離性症状が加わったもの
①麻痺感 ②周囲への注意減弱
③現実感喪失 ④離人症 ⑤解離性健忘
◎支援の大原則
〇安全の確立
〇自己統制感、自己尊重感を増す
〇解決・未来志向アプローチ
☆支えられていると感じながら語れること
*サイコロジカル・リカバリー(SPR)
・中長期的ケア
・中心となる5つのケア
①問題解決のスキルを高める
②ポジティブな活動をする
③心身の反応に対処する(リラクセーション技法等)
④役に立つ考え方をする(ex.私だけの責任じゃない)
⑤周囲の人と良い関係をつくる
・さらに、レジリエンスに焦点をあてる
・その人のもっている資源(リソース)に気付かせる。
*首尾一貫感覚(SOC (Sense of Coherence))を増やす。
①把握可能感:自分の内外で生じる環境刺激は予測できるし、説明可能である
(「想定の範囲内」と思える)
②処理可能感:その刺激がもたらす要求に対応するための資源はいつでも得られる
(なんとかなると思える)
③有意味感:その刺激がもたらす要求は「挑戦」で、
心身を投入してかかわるに値する
(ex.「神様が与えた試練」等と思える)
☆困難時においても「きっとうまくいくという確信」
それが資源(リソース)を呼び込み、事態を改善する力になる。
それが成功するとさらに「首尾一貫感覚」が強まる。
(トラウマ体験を克服できる)
・・・・・・・・・・
まずは、ここまでにしてみます。
『ママさん、ホントに(お勉強ブログ)やるつもりかな』

うん、やってみる。
(2019年 5月中旬 撮影)

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