高知県から徳島県に入ったのが11月26日気温C20度。
吉野川の支流祖谷川が削り出した谷は深く、谷あいの集落には
平家の落人伝説も残り、秘境ムード満点の道路をバスはゆっくり進む。
およそ一週間後、この辺が大雪に見舞われ孤立した村落には1000人近くの人が・・・
亡くなった人も出たとの報道に驚いている。
ニュースでは今日も電気が復旧せず孤立しているという。
シラクチカズラの弦を編んで造られた長さ45mのかずら橋は日本三大奇矯の一つと言われている。
高所恐怖症の私は、左手をかずらの手すりにしがみつき右手にはコンデジ。
ゆれる足元は隙間だらけの丸太から嫌でも祖谷川が目に入り、怖くて前に進めない。
途中から撮影を諦めてへっぴり腰で渡り切った時には後ろにツアーの仲間は一人もいなかった
祖谷かずら橋(三好市)
下の写真は、真っ先に渡りきった高所大好き人間の夫が撮ったもの
夫曰く、”かずらに太いワイヤーが組み込まれているので危険はない”と生業の目線で余裕の表情。
両手でかずらの手すりに捕まって一歩ずつ渡っている人々。
私はまだ橋の前でぐずぐずして足を踏み入れないでいる
渡り終えて泣いていたカラスがもう笑っている
大歩危峡(おおぼけきょう)舟下り
大歩危小歩危(三好市)は大股で歩いても小股で歩いても危険なため
こう呼ばれているという吉野川中流の渓谷。
連なる奇岩にはコウモリ岩、獅子岩などユニークな名前が付けられている。
カワウの子供が岩の隙間を出たり入ったりしていたが、
一瞬だったので撮影が間に合わなかった