まわりが騒がしく、せわしくても、おだやかに行動し、静けさが
どのように心休まるものかに思いをはせよ。
可能な限り、しかしへつらうことなく、すべての人と、よい関係を築け。
自分をいつわらず、静かに真実を語り、人の話も、耳を傾けて聞こう。
無学、無知の者の話も。彼らにも、言いたいことがあるのだから。
どんなにつまらなく見える仕事も大切にしよう。
どれも、人生を築く貴重な財産なのだ。
仕事上の油断は禁物。世の中は、落とし穴だらけだ。かといって、
世の中の善を見落としてはいけない。高い理想に向かって邁進している人は、
たくさんいる。勇気ある行為は、あらゆる場所に満ち溢れている。
自分の心に正直であれ。特に、愛するふりをしてはいけない。
愛に対して懐疑的になってもいけない。無味乾燥で現実主義の世の中であっても、
愛は雑草のように生き続けるのだから。
年齢による分別を快く受け入れよう。若さにしがみつくことなく、しなやかに手放そう。
突然の不運に立ち向かえるよう、精神をきたえよ。
しかし、暗い想像で、打ち沈んではいけない。
不安の多くは、疲れと孤独から生まれる。自分を律するのはいいが、
それ以上に自分に優しくせよ。
マックス・アーマン 「デシデラータ」から抜粋
その後お加減はいかがですか?
昨日、図書館から借りた本から芋ずる式に出会った
詩です。
今を支えてくれる大切な言葉に出会ったような幸せな気分です。
マックス・アーマンの名前すら知りませんでした。
素晴らしい心に染み入る詩ですね。
じっくり味わい考えております。