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不登校や発達障害について言いたいことを書きまくる

焼き物の器と子供の心

2021-11-04 08:24:00 | 日記
焼き物の器をイメージしてもらうとわかりやすい。

乳児期や幼児期の子供の心は粘土のように柔らかい。
よく捏ねて水分を均一にし、空気を抜いて形を作る段階だ。

その後学童期青年期に乾かし

そして思春期を過ぎて焼きに入るのだ。


乾きかけた学童期や青年期なら、時間をかければヒビを修正することが出来るだろう

しかし釜に入った器はどうか


割れてしまう


私はいつも言う

小さいうちに手をかけさせてくれる子は本当は親孝行のいい子なんですよ!

捏ねる過程が1番大事で陶芸の基本の基本である。乾燥や焼成で収縮率が異なり、ヒビ割れの原因になるのです。

焼きに入るのが15歳あたりと考える。

そのラインを過ぎると、心はその形のまま生きていかねばならない。

つまり、ずっとメンテナンスをしながら生きていかねばならないのだ。


私の器には小さなヒビが入っている。

大きなストレスがかかると心の器を割りたくなるのを、薬や友人に支えられながら何とかまだ形を保っているのだ。

私のような器を持つ大人はきっと大勢いる。

子供に同じ思いはさせたくない。
自分の代で終わらせなければならない。
繰り返してはいけない。

粘土を捏ねる時に、しっかりと丁寧に時間と手間をかけて練ることで、強くて美しい陶器が出来るのだ。