つれづれ日記~竹河せりかの日常風景~

同人情報や旅行記など、日々の出来事を綴っていきます。

「よみがえる源氏物語絵巻」の展示会へ行ってきました

2006-03-25 17:43:13 | 日記・エッセイ・コラム
場所は、五島美術館。等々力と二子玉に挟まれた
ハイソな街の美術館です。
ここに来た目的は、徳川美術館所蔵の
「源氏物語復元絵巻」を見るためです。

東急線上野毛駅につき、改札をでるとすぐに
「展示室へは1~2時間かかります」との
知らせが・・・・マジですか?
少々ひるみましたが、ここまで来たからには
もう行くしかない・・・・。

駅から5分ほどで、美術館に到着。ぞくぞくと人が
集まっています。チケット購入にも待たなければ
ならない・・というのは美術館では初めて。
着物を着た、上品な方が受付を担当していました
(小耳に挟んだところ、お茶会があったらしいです・・・・)。
最後尾・・と書かれた看板の後ろに、大人しく並ぶことに。
こ~ゆうのはビックサイトで慣れているのですが(笑)
ざっと見回したところ、お客さんの平均年齢はかなり高めでした。
展示室に入るまでに、NHKで放映されていた復元番組が
放送されていました。・・・・DVDセットの番宣だったようですが。

並ぶこと、30分少々で展示室に入ることができました。
展示室は1箇所のみ、一度に大勢の人が入れないので
入場制限をかけていた訳です。

今回の展示は、源氏物語絵巻の「古模本」と
昭和30年代に制作された復元模写(桜井清香筆)
、そして昨年完成した平成復元模写の3点を
同時に展示するというもの。
絵巻は「蓬生」「関屋」「柏木一」「柏木二」「柏木三」
「横笛」「鈴虫一」「鈴虫二」「夕霧」「御法」「竹河一」
「竹河二」「橋姫」「早蕨」「宿木一」「宿木二」「宿木三」
「東屋一」「東屋二」の19帖。
古模本は、色が殆ど剥落してしまっています。
昭和30年代の復元模写は、まだデジタルな手法を用いず、
有職故実などに基づいて色付けしているせいか、全体的に
渋めの色使いで、文様など描いていない部分が多かったです。

平成復元模写の方は、X線解析や絵の具の成分などを分析
した結果を基に、色づけされたものらしいのですが、一言で
いうと「非常に煌びやか」でこれぞ王朝絵巻!という
感じでした。特に重ねの色目の表現が秀逸でした。
実際の、絵巻が作られた当時の色使いは不明ですが、個人的に、
平成復元模写は、大変好みです。

見終わった後、カタログを購入し、五島美術館オススメの庭園も
見て回ることにしました。付属庭園・・というより、美術館が庭園の
付属かも・・・。広くて見応えのある庭園でした。
ちょうど、しだれ桜が見頃でしたが、その他にも椿やすみれ、こぶし
など春の花々が咲いていました。
見晴らし台からの眺めも良く、都内とは思えないほどでした。

こちらも、ゆっくりと堪能し、帰路に着いたのでしたv

Bijyutukan1_1
美術館入り口。
混んでます。

Bijyutukan2
庭園入り口。

Bijyutukan3
しだれ桜。
見事ですね。

Bijyutukan4
庭園にいた猫。
人慣れして
いる割には
愛想がなかった(笑)

Bijyutukan5
六地蔵。庭園の至る
場所に石仏の姿が
ありました。

Bijyutukan6
復元模写が
掲載されている
展示会オリジナル
カタログ。
これからゆっくり見ます。



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