ことばと学びと学校図書館etc.をめぐる足立正治の気まぐれなブログ

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ブログ「学校図書館の実践」を薦める

2005年09月04日 | 知のアフォーダンス
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 ブログ「学校図書館の実践」は、今年の8月に誕生したばかりの、いま私がもっとも注目しているブログです。毎回、読書や学校図書館に関する書籍を取り上げて簡潔に紹介しておられるのですが、多様な観点から語られる深く広がりのある考察はきわめて刺激的です。ただ共感を覚えるだけでなく、私が語りえない部分を代弁してくださっていると感じる記述もたくさんあります。
 私は、一教師の立場から、自らの実践にとどまらず、これからの学校教育と学校図書館のあり方についても、機会をとらえて発言していこうと思っています。しかし、その一方で、現在「子どもの活字離れ」や「学力低下」の大合唱とともに安易に展開されている読書活動推進や学校図書館活性化に関する議論には、むしろ懐疑的で批判的な態度でいます。「読書は大切」「学校図書館は必要」という前提を無条件に正当化するのではなく、これからの市民社会を形成していく子どもの生長と発達にとって何が大切かを問い続けるなかで、私たちの日常の実践をつぶさに問い直していく行為が必要だと思うからです。
 そのためにも、このブログで選ばれた多様な本と的確なコメントは大いに役立ちます。自分の気に入った投稿だけでなく、すべてに目を通すことによって見えてくるものがあります。取り上げられた本の主張に全体としては賛成できなくても、このブログで取り上げられた部分は傾聴に値する、というものもあります。ブログのサブタイトル「子どもたちとの読書推進のためのブログです」(斜体は筆者)という表現にも、この人の基本的な姿勢が垣間見えます。ただ、どこのどなたが投稿しておられるのか、ご本人のプロフィールをいっさい公表しておられないのが残念です。諸般の事情を考慮されてのこととは思いますが、ネット上の発言にたいする責任を引き受け、読者に信頼をあたえるためにも、可能な範囲でプロフィールを公開していただければありがたいのですが。

 私は松岡正剛氏の「千夜千冊」のファンなのですが、これからは「学校図書館の実践」の更新も楽しみにしていますので、引き続き、私たちに刺激を与え続けていただきたいと思います。

PS
 その後「学校図書館の実践」のプロフィールやブックマークによって、このブログを作っておられるのは、どうやら宮崎大学の先生らしいということが分かりました。ご自身に関する情報を公開してくださって、ありがとうございました。
 現時点での最新投稿「読み聞かせは遊びのなかにある」でも、「先回りするおとなのやさしさが子どもをダメにする」「何もさせない時間の豊かさや不思議を感じる場所の確かさがどのように保障されているのか」など、私もまた、自分が大事だと思ってきたことを再確認させていただき、嬉しく思いました。

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先生へのお願い☆ (かな)
2005-09-17 12:55:40
高校の時の話です。私は授業なんて必要ないと思っていました。一人で勉強すれば点数なんてとれるし、授業より効率的だったからです。

授業なんて教科書の内容を繰り返すだけだし、いくらギャグを飛ばすおもしろい先生がいても授業が始まるとなせか眠くなってしまってしまうのです。



でも一人熱い先生がいらっしゃいました。先生は私たちに目を輝かせて熱く世界史の授業をしてくださいました。あるときは黄河の水を持ってきて自慢げにしていましたし、あるときはナポレオン遠征の話を一時間に渡って熱弁してくださいました。



私たちは初め、おかしな人だと思っていました。なぜなら今まで、教室で一番歴史を知っている先生が、こんなにも輝いて楽しげなのは、経験したことの無いことだったからです。それとともに実は世界史というものは魅力的なものなのではないか。と思ったのです。

私たちは先生の授業に熱心になって耳を傾け、聞き入りました。そして、私は日本の文学にも興味がわき、『葉隠』『武士道』『春と修羅』『奥の細道』などの名作をむさぼり食うように読みあさり、今でも繰り返し読んでいます。それは今までにない喜びと発見と感動でした。

テレビやゲームなどは目を引くものだけれど、現実のつらさから目を背けさせてしまう怖さも持っていることを教えなければならないと思います。そして今の若者は自分で自分の世界を狭めてしまっています。



現代の情報と文化の嵐に若者は巻き込まれ、嵐の中前が見えずにいるのです。どうか彼らを救う傘になってやってほしいのです。

私は美容師免許を持っているので、美容の雑誌や本を読みます。老人ホームに出かけてメイクをしたり、顔に傷がある人をメイクしたりしている、かずきれいこさんの本は、今のおしゃれに敏感な若者は抵抗なく読めると思うのです。 そういう好きな分野から知識は無限に広がってゆくのです。それは喜びであり、宇宙のようなものなのです。 そしてそれはゆるぎない生きいく指針となるのです。 どうか彼らに学ぶ楽しさを教えていってほしいのです。
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