シルバー資源を活用してください！

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　私は、2006年3月をもって39年間勤めた学校を定年退職しました。そこで、これからは、残された時間、多忙な校務から解放される時間を使って、43年間にわたる教育実践と研究活動を通して培ってきた知恵やノウハウ、暗黙知といったものを何らかの形で社会に還元したいと考えています。

　幸い在職中にも日本語教師養成講座や学校図書館司書教諭課程などの教員養成や現職教育プログラムをはじめ企業内研修や自主講座などの講師をつとめさせていただく機会に恵まれました。その経験を活かして、地域、学校、企業における研修会やワークショップ、教育プログラムなどのチューター、コーディネーター、アドバイザーとしてお手伝いさせていただきたいと思います。これまで主として下記のテーマを中心にして実践と発言を重ねてきましたので、その範囲内で皆さんのお役に立つことができれば幸いです。

　なお、ご依頼をお受けするのは、個人や有志による自主講座やワークショップのほか、公的な団体や企業が主催するもので、その目的や動機に私自身が賛同できるものに限らせていただきます。その他、詳しくは電子メールでまで下記のアドレスまでお問い合わせください。退職後も一週間のうち数日は現在の勤務校で教えることになりますが、時間の許すかぎり全国各地に出向いていくつもりですので、遠慮なくご相談ください。

連絡先：masa-sem@goo.jp

英語教育・英語学習
・ 1959年より高校の英語教師を43年間務め、その間に、研究授業を行なったり、英和辞書、問題集、英語教育雑誌記事の執筆にも携わってきました。
・ 単なる機械的な暗記や反復練習だけでは本当の意味で役に立つ英語力を身につけることはできません。まず、自分は「英語」に何を求めているのかを明確に意識していること、社会的文化的な活動と結びついていること、英語を介して思考力と想像力を育むことが不可欠であることを、英語を学ぶ人たちや教える人たちに伝えていきたいと考えています。

ことばとコミュニケーション
・ 1960年代から、言語（及び記号一般）の働きに対する自覚を高めることで円滑なコミュニケーションを目指す一般意味論に関心をもって実践し、1984年、一般意味論国際会議（カリフォルニア大学サンディエゴ校）で「般若心経：その一般意味論的考察」を発表しました。
・ ことばやメディアが私たちの思考や行動にどのような影響を及ぼしているかを知り、狂気や袋小路に陥らないで人間関係を円滑に進める創造的なコミュニケーションのためのワークショップを行います。
・ 読み書き話す能力、すなわち言語リテラシーの育成の必要性と、その具体的な方法についてもご一緒に考えましょう。

クリティカル・シンキング（批判的思考）
・ 1988-1989年にかけてカリフォルニア州立大学ソノマ校のリチャード・ポール博士のもとでクリティカルシンキング教育を研究しました。
・ 考える力を育むことは、学校教育ばかりでなく、あらゆる形の教育活動において基本となります。他者の考えばかりでなく、自らの考え方をも振り返って吟味し、他者とともに現実の問題を創造的に解決していく方法を紹介します。

学校図書館の再構築
・ 1994年以降、学校図書館の再生とメディアセンター化に取り組んできました。
・ メディアセンター、学習センター、コミュニケーション・センターとしての学校図書館の整備と経営、学校図書館における情報リテラシーとメディアリテラシー育成の方法や自主的な学習活動の展開などについて考えましょう。
・ とくに構成主義的な学習理論やクリティカル・シンキングの技法を取り入れた探究的な学びを学校図書館でどのように展開していくか、そのために学校図書館はどうあるべきか、といったことを一緒に考えたいと思います。

主な共著書

これでわかる　高校入門英文法ノート（開拓社）

改訂新版 日本語教師養成シリーズ２　言語一般（東京法令出版）

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