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映画「ザ・シューター/極大射程」を鑑賞。

2007-06-01 13:40:59 | Weblog
 映画の話
  映画は激しい戦闘シーンで幕を開ける。スナイパーとして偵察任務中のスワガーと相棒のドニーの前に、敵軍の車列が通過しようとするのをを阻止する為に狙撃をするが、敵軍の激しい応戦でドニーが命を落とし、スワガー自身も軍から見捨てられてしまう。

 月日は流れ山奥で隠遁生活を送る、軍を退役したスワガーの前にジョンソン大佐が訪れ、大統領暗殺計画が発覚したので力を貸して欲しいと依頼される、しかしそれは巧みに仕掛けられた罠だった。

 スティーブ・ハンターのベスト・セラー小説『極大射程』を、『トレーニング・デイ』『キング・アーサー』のアントワーン・フークアが監督、『ディパーテッド』の演技で本年度アカデミー助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォールバーグが主演のアクション大作だ。

 戦闘のプロフェッショナルが巨大な陰謀に巻き込まれると言うと、マット・デイモン主演の『ボーン・アイデンティティー』の“ジェイソン・ボーン”シリーズが記憶に新しいが、本作は題名のとおりスナイパーが主役なのでガンアクションがメインとなるが、カーアクションや肉弾戦も充実している。

 映画の感想 
 久しぶりの男性アクション作と言う感じの骨太な作品で面白かった。
 今までのアメリカ映画の敵と言うと、ソ連やドイツや最近は北朝鮮など外から来る敵であったが、近年は内なる敵のアメリカ本国であるのが時代の変化を感じる。この映画の要は戦闘のプロフェショナルが陰謀に巻き込まれる話なので、絶体絶命の窮地に落ちた時の回避の仕方を叩き込まれているので逃亡の仕方や、負傷した傷の手当から戦闘に必要な武器などを日常誰にでも手に入る物で代用してしまう所が面白いし、スワガーを演じたマーク・ウォールバーグが良い。
 そして、スワガーを捜査中に捕り逃してしまう新米FBI捜査官メンフィスを演じたマイケル・ペーニャの存在が大きい。

 以下ややネタバレあり
 メンフィスは捜査のミスをテレビの報道で顔写真入りで報道されるという通常では考えられない展開であるが、 ミスを犯したメンフィスは捜査官から左遷され電話室に送られるが、スワガーの残した言葉を頼りに独自の捜査を着手するが、敵とスワガーに目を付けられてしまい、メンフィスも絶体絶命の状況から映画が進むうちにスワガーの相棒に変わってゆく姿が面白い。
 それから悪役を演じた二人のベテラン俳優の存在も大きい、善人役を演じる事多いダニー・グローバーネッド・ビーティーか゛凄みのある悪役を好演。
 ネタバレ終わり

 映画は、狙撃された相手の頭から血が吹き飛ぶわ、撃たれた手が吹き飛ぶわでバイオレンス演出満載で爆破シーンも凄い。脚本の中に実際に起きたJFK暗殺事件を盛り込んでいるのが旨い。ガンマニアも必見。
 しかし、本作の難点は予告編である。あまりにも饒舌で殆どダイジェスト版のような予告編なので、これから見る方は注意が必要。

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