映画の話
遠い遠い国のお姫様フィオナとめでたく結ばれたシュレック。病にたおれた父王ハロルドから後を継ぐように言われるのだが、そんなの絶対ムリ!シュレックは、ドンキー、長くつをはいた猫と共に、もう一人の王位継承者アーサーを探す旅に出る。一方その頃、ずる賢いチャーミング王子は、王国を乗っ取ろうと“おとぎ話の悪役”たちをたきつけて反乱を起こそうとしていた…。
日本語吹替版の話
今回、私が見たのは日本語吹替え版で、一作目も吹替え版で見て、二作目は字幕版、シリーズ全て試写会で見たのだが、私は『シュレック』の吹替え版が駄目だ。
何が駄目かと言うと、シュレックの吹替えをダウンタウンの浜田が演じてるのだけれど、あの図体のデカイシュレックから、浜田の独特の甲高い声の関西弁で喋られても違和感しか感じられない。生態学から言っても体の大きさと声の太さは比例するはずなのに、浜田の甲高い声が映画を駄目にしているし、何よりも喋っている浜田の顔が頭に浮かんでしまうのはいただけない。
それに対して、ドンキーを演じた山寺宏一は旨い!さすがプロの仕事を感じさせる。意外に良かったのは長靴をはいた猫を演じた竹中直人。紀香はあんなものだろう。
それから吹替えをしている事自体知らなかった、大沢あかね、星野亜季(ほしのあき)、オアシズの光浦靖子、大久保佳代子はプリンセス5をそれぞれ演じているけど言われなければ判らない程度で、現代風のギャル言葉で喋るプリンスたちにひどく違和感を感じる。
ピクサーをはじめとする最近のCGアニメは日本語吹替え版の時は、劇中に出てくる英語の文字は日本語になっていて感心するけど、本作はタイトル以外は全て英語の文字がそのまま使われていて日本語字幕もつかないお粗末な物。
映画の感想
こりゃ駄目だ。シリーズの特徴でもあったディズニーには無い、毒のある黒い笑いは影を潜めて、ぬるい笑いに終始していて、ただのつまらないファミリーピクチャーに成り下がってしまった。
物語の展開も盛り上がりに欠ける平坦な話で、『アーサーと円卓の騎士』をモチーフにしているらしいのだが、役名だけアーサー、ランスロット、マーリンであり、かろうじて魔法使いのマーリンだけがご本家の遺志を引き継いでいるみたいで、アーサーは情けない青年であり、せめて抜けない剣のエピソードをパロデイにでもして欲しかった。
ただCGの技術は格段と飛躍している事は確かだ。まず、立体的な構図や、登場人物の滑らかな動きや、人間の肌や毛の質感、動物の毛並みは文句のつけようがない。
それから、ポール・マッカートニー&ウィングスやレッドツェッペリンなど劇中に使われる楽曲に製作者たちの趣味や年齢を感じさせられる。
まぁ本作は難しい事を言わずに家族で楽しむべき作品なのかもしれないけど、劇場のお客さんの反応の悪さを見れば作品の出来の悪さを証明しているように感じた。
映画『シュレック3』の関連商品はコチラをクリック。
遠い遠い国のお姫様フィオナとめでたく結ばれたシュレック。病にたおれた父王ハロルドから後を継ぐように言われるのだが、そんなの絶対ムリ!シュレックは、ドンキー、長くつをはいた猫と共に、もう一人の王位継承者アーサーを探す旅に出る。一方その頃、ずる賢いチャーミング王子は、王国を乗っ取ろうと“おとぎ話の悪役”たちをたきつけて反乱を起こそうとしていた…。
日本語吹替版の話
今回、私が見たのは日本語吹替え版で、一作目も吹替え版で見て、二作目は字幕版、シリーズ全て試写会で見たのだが、私は『シュレック』の吹替え版が駄目だ。
何が駄目かと言うと、シュレックの吹替えをダウンタウンの浜田が演じてるのだけれど、あの図体のデカイシュレックから、浜田の独特の甲高い声の関西弁で喋られても違和感しか感じられない。生態学から言っても体の大きさと声の太さは比例するはずなのに、浜田の甲高い声が映画を駄目にしているし、何よりも喋っている浜田の顔が頭に浮かんでしまうのはいただけない。
それに対して、ドンキーを演じた山寺宏一は旨い!さすがプロの仕事を感じさせる。意外に良かったのは長靴をはいた猫を演じた竹中直人。紀香はあんなものだろう。
それから吹替えをしている事自体知らなかった、大沢あかね、星野亜季(ほしのあき)、オアシズの光浦靖子、大久保佳代子はプリンセス5をそれぞれ演じているけど言われなければ判らない程度で、現代風のギャル言葉で喋るプリンスたちにひどく違和感を感じる。
ピクサーをはじめとする最近のCGアニメは日本語吹替え版の時は、劇中に出てくる英語の文字は日本語になっていて感心するけど、本作はタイトル以外は全て英語の文字がそのまま使われていて日本語字幕もつかないお粗末な物。
映画の感想
こりゃ駄目だ。シリーズの特徴でもあったディズニーには無い、毒のある黒い笑いは影を潜めて、ぬるい笑いに終始していて、ただのつまらないファミリーピクチャーに成り下がってしまった。
物語の展開も盛り上がりに欠ける平坦な話で、『アーサーと円卓の騎士』をモチーフにしているらしいのだが、役名だけアーサー、ランスロット、マーリンであり、かろうじて魔法使いのマーリンだけがご本家の遺志を引き継いでいるみたいで、アーサーは情けない青年であり、せめて抜けない剣のエピソードをパロデイにでもして欲しかった。
ただCGの技術は格段と飛躍している事は確かだ。まず、立体的な構図や、登場人物の滑らかな動きや、人間の肌や毛の質感、動物の毛並みは文句のつけようがない。
それから、ポール・マッカートニー&ウィングスやレッドツェッペリンなど劇中に使われる楽曲に製作者たちの趣味や年齢を感じさせられる。
まぁ本作は難しい事を言わずに家族で楽しむべき作品なのかもしれないけど、劇場のお客さんの反応の悪さを見れば作品の出来の悪さを証明しているように感じた。
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