ほぼ日記

NISAで米国株全力買いは危険? 2022年に利上げ観測 テーパリングとインフレで何が起きるのか?

量的緩和 → テーパリング → 金利上昇 

→ 株価下落?

この流れを解説していきます。

(この記事は2021年に書いた記事です。今2022年末戦は全力で買え!)

最近、FIRE系ユーチューバーさん達が
米国インデックスを買え買え」と煽ってきたので、
私も遅まきながら米国株デビューを果たしたのですが、

調べていると、うなぎ登りの株高状況に変化がありそうな
話が飛び込んできました。


テーパリングということを
欧米の中央銀行のお偉い方々(FRBとECB)が言い出してるんですね。

OGPイメージ

ブラード総裁、テーパリングの早期終了は「可能だ」-インフレ対応で

米セントルイス連銀のブラード総裁は8日、「必要に応じてテーパリング(債券購入の段階的縮小)を幾分か早期に終了することは可能だ」と述べた。

Bloomberg.com

 

テーパリングとは、金融緩和をゆっくりとやめていくことで、

アメリカでは来年2022年6月にFRBによる国債買い入れを終了する
そうです。

ここまで事実上のゼロ金利政策と量的緩和で
コロナ不況から抜けだそうと頑張っている世界経済ですが、

すでにアメリカでは一時15%になっていた失業率
コロナ前の水準4%へと急速に改善しています。

景気が良いところは、土地や住宅が値上がりすぎて
ハイテク企業がシリコンバレー(価格2位)からテキサス(16位)
次々と脱出。

OGPイメージ

米オラクルも本社をテキサス州に移転 HPEに続き(写真=AP)

【シリコンバレー=白石武志】米オラクルは11日、本社をカリフォルニア州からテキサス州に移したと明らかにした。12月上旬にはシリコンバレーの源...

日本経済新聞

 

米Amazonが低価格住宅 本社周辺など家賃高騰批判で(写真=ロイター)

 

日本人の私達からすると「それってバブルじゃないの?」と思うのですが、
アメリカの人口は、ここ10年間で2000万人(9%)も増えており、
人口ピラミッドも20代後半が一番多い。

そりゃフツーに家が足りなくなるわけです。
家が建てば、建築材や家具など幅広いモノが消費されます。
アメリカの木材が不足して日本に入ってこないほど活況らしいです。

こうした強い需要により、
物価も日本と比べて2倍から3倍くらいのようで
2020年1月の時点でビッグマック指数が
米国660円(1ドル113円)
日本390円、つまり、同じハンバーガー1個でも1.7倍の物価差があります。

しかもアメリカは2021年の3月からずっと
消費者物価指数CPIが
5%を超える高水準となっています。(2%が理想的)

OGPイメージ

【米国】消費者物価指数(CPI) - 経済指標詳細 - Yahoo!ファイナンス

消費者物価指数(Consumer Price Index)とは、米労働省労働統計局が毎月発表する統計で、消費者が購入するモノやサービスなどの...

Yahoo!ファイナンス

 

景気が良くなる → 物価が上がる → 中央銀行が利上げをして
 バブルにならないよう調整する

これがケインズ以後の伝統的な金融政策なのです。

 

金利が上がるとどうなるのか?

金利が上がれば、国債などの債権の価値が上がります。
 そうすると株より安全な国債を多くの人が買い始め、資金がシフトしていくことになります。

米国株(S&P500)長期推移(チャート・変動要因) /30%以上の暴落は過去8回
https://finance-gfp.com/?p=4859

 

さて、そうは言っても国債みたいな低い利率じゃつまらないですよね。
 (米国30年債でリターン1.86%)
物価上昇に強い資産は、不動産だそうです。
 (人口が減る日本ではなく、アメリカの土地建物)

 

そんな高いのを買う金はない、そういうFランク金融冒険者達のために、
 
 REIT(リート、不動産投資信託)というのがあります。

OGPイメージ

【REIT解説】誰でも1万円からできる不動産投資【18年で4倍?!】【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第83回

◆REITの購入もできるおすすめの証券口座【口座開設無料】 【楽天証券】 https://h.accesstrade.net/sp/cc?r...

youtube#video

 

 リートというのは、何人も集まって一つの土地をシェアして買おうという、一坪地主の証券版みたいなものだと考えて下さい。(詳しい解説は上のリンクが分かりやすかったです)
 投資信託なので一万円くらいから安く買えます。

 利上げで銀行の貸し出し金利が上がると不利になるかもしれませんが、
 他に不動産を安く買う手段がなさそうなので仕方ないかなと。
 何か手はないですかね……?

(なお、バイデン政権は増税を唱えているので、
 来年2022年11月8日の米中間選挙で民主党が勝つと
 株価にとってはマイナスに動くと思われます)

 タイムマシンに乗って10年前にNISAで米株を買いまくりたかったですね。(;´Д`)

 

ファンド紹介

 ユーチューバーさん推奨
iシェアーズ 米国リート ETF
https://portal.morningstarjp.com/FundData/SnapShot.do?fnc=2017092701

(kabu.comなら、投信会社「ブラックロック」で銘柄を空白にして検索すると出てきます。私は最初見つけられなかったので、別のにしました 

eMAXIS 米国リートインデックスhttps://portal.morningstarjp.com/FundData/SnapShot.do?fnc=2014091601

 

リートではないですが、ランキング上位のファンド

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型https://portal.morningstarjp.com/FundData/SnapShot.do?fnc=2014091602
追記 基準価格が下がると配当出ない時があり、信託報酬が高めなので
 コレ微妙です)

追記 不景気のときはリートは凄く弱いそうなので2023~2024は注意)

投資は自己責任で。

理解できないモノには手を出さない! いきなり大金から始めない!

以上です

コメント一覧

経卒
米国株が上昇したのは、インフレだからです。

インフレは、中央銀行も予想できません。

つまり、事前に平均株価の上昇を予想するのは不可能です。


東証一部平均の推移。
昭和25年 62円
昭和28年 208円
昭和32年 96円
昭和36年 219円
昭和40年 85円
昭和42年 120円

高度経済成長も、東京オリンピックも、所得倍増計画も、
関係なく、平均株価はボックス相場です。
経済成長と株価の上昇は関係ない。

上抜けたのは、オイルショックによるインフレのおかげです。
インフレが起きると、負け組企業が市場から退場し、利益が集中する為、平均株価が上がります。

当時は、世界的なインフレなのに、ドル円は360円固定なので、米国から見たらSONYのテレビが現在のレートの1/3の価格で買えるのですから、テレビを作る米国企業はなくなりました。その分、利益は日本企業に集中して、日本の平均株価は上抜けたのです。

現在のインフレは、ネット企業と半導体企業に利益を集中させました。
効率的な世界になりましたが、これ以上の株価の上昇はamazonの人件費の上昇とappleの製造原価の上昇が、カギを握ります。普通なら、このインフレが、市場からの退場を余儀なくさせるのですが、ネット企業の側面を持つニ社は、利益率が高いので、インフレを吸収してしまう可能性が高く、予想できません。

つまり、米国株は、右肩上がりの可能性もあるけど、長期間ゆるやかに右肩下がりになる可能性もある。その時はどうするの? という事です。
日本株は昔から、二倍。二分の一。二倍。二分の一。を繰り返してるのだから、日本株の方が簡単に儲かります。今のような、インフレになった時だけ、失敗なのですが、それは上抜けた事を意味するので、損は全くないのです。
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