(読了 4分)重要度 小売高だけ★★★★☆
・米小売高は下 結果 0.1% 予想 0.3% 低所得の家計は逼迫
・鉱工業生産指数は上 結果 0.9% 予想 0.3% だが…
・豪ドルの長期見通し(10年)は良好
18日米株は小幅上昇、
半導体SOX+1.35%と、NVDA+3.9%だけ強い。
・米小売高は下 結果 0.1% 予想 0.3% 低所得の家計は逼迫
コアは前月比-0.1%
消費は低所得層の米国民がクレカ借金できなくなってきて、
財布のひもが締まってきている印象です。
(一方、シニアと富裕層は株高+不動産高で資産効果もあって景気が良い。
でも高級ブランド株LVMHは下がり気味(1年-16.79%)
ウォルマートなど強い銘柄を除くと、
やはりNVDAやAVGOみたいな企業向けAI設備投資が無難か
でもボラ高いん…)
・鉱工業生産指数は上 結果 0.9% 予想 0.3% だが…
インフレの先行指標でもあるので、高ければいいというものでもなさそう。
ただし、鉱工業生産指数は単月のブレ幅が大きいため、これだけを材料にするのは
やめたほうがいい気がします。
AI Gemini先生曰く、
「企業の前月の生産量を調査して算出されますが、
企業によっては変動を吸収するために
在庫調整が行われるため、以下略」
あと、季節調整もコロナという大きな変動があったために、
その後の反動も含めてデータが歪みやすいと
田中泰輔氏のお話。
その上で、企業経営者は強気見通しのご様子。
(AIや銀行の経営者は自社株を売ってますが)
AI投資や株高で格差拡大が激しくなっている模様。
設備投資だけではなく、
実際にAIを活用した収益や生産性向上がなければ持続不可能で、
ドットコムバブルの再来では?とやっぱりヒヤヒヤしてきました。
あのときは日本株でしたが、メッチャ痛い目を見た記憶がおぼろげにあるので
ここからの買いはしばらく控え
11月大統領選のあとから株買う予定。
・豪ドルの長期見通し(10年)
1豪ドル100円は超えないだろうと私は思っていたのですが、
ついに105円まで上昇(=円安)
この水準は2013/4/11以来で、11年ぶりの突破。
ドル円が注目されがちですが、円は対ユーロや対ポンドで見ても全方位負け。
双子の赤字を抱え、経済と財政の調子が悪いイギリスより弱いのが衝撃です。
(円キャリー取引のせいかも…でもまぁエネルギー輸入87%)
最近はトルコ先輩が利上げで落ち着いてきたので、
アルゼンチンペソさんとか、ベネズエラボリバルさんとか、
マイナー通貨のいくつかにしか勝てていません。
今年2024年に限れば、まさかの破綻国家スリランカ・ルピーさんに負け(;´Д`)
LKR/JPY Currency Exchange Rate & News - Google Finance
オーストラリアのインフレは
アメリカと同様に粘着性で、
こちらもエネルギー資源国(石炭+天然ガス+ウラン)
https://www.dlri.co.jp/report/macro/333594.html
(リンク先、第一生命研究所のレポート)
豪ドル債の利回りも4%を超えているので魅力です。
フランスのマクロン大統領ご乱心の負け戦の選挙に挑戦で
極右とされる派閥が高確率で勝つと思うので、
フランスは財政拡大・悪化はほぼ確実。
EUは分裂気味でロシア・プーチンが漁夫の利かなと。
フランス国債の利回りが上昇していますが、
3.1%とそれほど魅力的ではないですね。
これから買うなら、米国債、豪ドル債、カナダ債など、
エネルギー資源国が良いと思います。
ただし、非先進国のトルコ債やインドネシア債は除く(不安定なので)
フランスに限らず、
一般国民は生活苦でいろいろそれどころじゃないから、
エリート層への反感から極端な政策へ移行する国が
あちこちで出てきそう。
そうなれば、必ず減税リフレ派が幅を利かし、
(庶民顔をするエリートが紛れ込む)
財政は悪化、国債乱発で通貨安。これがワンセット。
となれば、
債券を買うのは今じゃなくて、
もう数年先かも……
日本は巷のエコノミストさんの受け売りで、
7月か10月に一回だけ利上げすると見ています。
それ以降は米利下げで円高になるので
利上げできるタイミングはなくなるだろうと。
そこで日本国債30年物の利回りが
3%超えなら買い。2.5%でも買うかも。
インフレより上の利回りなら、為替込みで一番低リスク。
(※エネルギー高騰には弱いリスク)
日本のインフレは下落基調(マスコミには叩かれていますが、
2月 2.8%をピークに、
3月 2.7%
4月 2.2%
5月 2.2%(東京速報)全国予想は2.8%
と、2%台半ばで推移しそう。これから米利下げでやや円高方向でしょうし。
とはいえ、30年間のデフレ時代とは違うインフレ2%時代)
2023年からの日本の消費者物価推移
5月分東京 中旬速報
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/kubu.pdf
以上です!(投資は自己責任で。とにかく経済を学びたい & 不労所得で資産防衛 脱日はあきらめたん)