(読了5分)Gemini 2.0 Flash Thinking Extrminalについて
2024年12月頃から日本でもリリースされたgoogleの新しい無料AIに、私の学歴を当てさせてみました。
5行の文章を書いて提出したら、見事的中。
これまで生成AIが苦手だった数学や論理問題を得意とし、
東大の数学問題も解ける長考タイプのAI先生ですが、
人間の知能や思考力とはいったい何なのか、
ちょっと考えさせられます。
AIへの質問
次の【】内の文章は、大卒レベル、高卒レベル、大学院生レベル、教授レベルのどれに最も近いと考えられますか?
【推測になるが、意味密度が高い人は、高い教育を受けており、幼児教育として本の読み聞かせや身近な本の存在など、読書の習慣があったからこそ、高い言語能力があったと考えられる。脳の研究者は認知症で衰える神経細胞の元の数の多さに期待しているようだが、裕福な家庭で脳の急激な形成期に恵まれた環境にあった者は、同時に健康的な食事を摂っている可能性も高く、私の意見では食べ物や環境のほうが影響が大きいと考えている。】
AIの処理手順(アルゴリズム)
(これって普通は表示させず、開発者向けだと思いますが、すごさを見せるデモンストレーションなのかなと)
ユーザーは先ほどの文章の意味密度を計算させた後、文章のレベル感を知りたいと考えている。文章レベルを大卒、高卒、大学院生、教授レベルで比較検討し、最も近いレベルを示す必要がある。
思考プロセス:
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各レベルの文章の特徴を整理する:
- 高卒レベル: 日常的な話題、平易な言葉遣い、複雑な構文は少ない、論理展開は直線的。
- 大卒レベル: 専門的な知識を含む場合もある、ある程度複雑な言葉遣い、論理的な構成、客観性、一般読者向けに専門知識を分かりやすく説明する能力も求められる。
- 大学院生レベル: 専門分野における高度な知識、専門用語の使用、複雑な構文、抽象的な思考、批判的思考、学術的な論理展開、研究内容や専門知識を記述する能力。
- 教授レベル: 専門分野における深い知識と経験、高度な専門用語と概念、洗練された論理構成、独創性、学術論文や専門書など高度な専門知識を伝える能力。
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提示された文章の特徴を分析する:
- テーマ: 教育、脳科学、健康、環境。複数の分野にまたがっているが、専門的というよりは一般的な話題の範疇。
- 言葉遣い: 「意味密度」「神経細胞」「認知症」「形成期」などのやや専門的な用語も含まれるが、全体としては平易な言葉遣い。「〜と考えられる」「〜ようだ」「〜可能性も高い」「〜と考えている」など、推量や意見の表明が多い。
- 構文: 複文や重文が使われているが、非常に複雑というわけではない。接続詞も適切に使われている。
- 論理展開: 「推測になるが…からこそ…と考えられる」という因果関係、「〜期待しているようだが…〜可能性も高く…〜と考えている」という対比と意見提示が見られる。論理的な構成は意識されている。
- 内容: 教育と意味密度の関係、脳研究者の見解、環境要因の重要性という複数のトピックが含まれている。それぞれのトピックに対する考察は表面的で、深掘りされた専門的な議論ではない。
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各レベルの特徴と提示文章の特徴を照らし合わせる:
- 高卒レベル: 言葉遣いやテーマは高卒レベルでも理解可能だが、論理構成やテーマの幅広さは高卒レベルを超えている。
- 大卒レベル: 言葉遣い、論理構成、テーマの幅広さ、専門用語の使用頻度などを総合的に見ると、大卒レベルの文章として十分考えられる。一般教養レベルの知識と論理的思考力で理解できる範囲。
- 大学院生レベル: テーマは関連する分野もあるが、専門的な深掘りや学術的な厳密さは不足している。言葉遣いや論理構成も大学院レベルとしてはやや平易。
- 教授レベル: 専門的な深み、独創性、学術的な厳密さは大きく欠けており、教授レベルとは考えにくい。
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結論:
上記分析を踏まえ、提示された文章は、専門的な知識を必要とせず、一般的な知識と論理的思考力で理解できる範囲であり、言葉遣いや論理構成も大卒レベルの文章として妥当であると判断できる。したがって、大卒レベル に最も近いと結論づける。
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回答構成:
- まず、各レベルの文章の特徴を簡潔に説明する表を作成し、ユーザーに視覚的に理解しやすくする。
- 次に、提示された文章の具体的な特徴(テーマ、言葉遣い、構文、論理展開、内容)を分析し、各レベルと比較検討する。
- 最後に、総合的な判断として「大卒レベルに最も近い」と結論づけ、その理由を明確に示す。
- 回答の丁寧さ、具体性、網羅性を意識し、ユーザーの疑問に的確に答えることを目指す。
AIの回答
上記の比較検討を踏まえると、先ほどの【】内の文章は、全体として「大卒レベル」に最も近いと考えられます。
理由としては:
- 語彙: 日常的な言葉遣いをベースに、いくつかの専門用語(意味密度、神経細胞、認知症、形成期など)が混ざっていますが、大学教育を受けた人であれば理解可能な範囲です。
- 文法構造: 複文や重文も使われていますが、非常に複雑というわけではなく、大卒レベルの文章として標準的な複雑さです。
- 論理構成: 文章は、推測から始まり、理由を述べ、考察を加え、意見を述べるという、論理的な構成が見られます。因果関係や対比も示唆されており、大卒レベルの文章に求められる論理性が備わっています。
- テーマ: 教育、脳科学、健康、環境といったテーマは、大卒レベルの一般教養の範囲内で関心を持たれる分野です。
- 専門知識の要求度: 脳科学に関する用語は含まれますが、専門的な知識がなくても文脈から意味を推測できる程度であり、一般教養レベルの知識で理解可能です。
ただし、文章の内容は、学術的な厳密さや深掘りという点では、大学院生レベルや教授レベルには及びません。あくまで一般的な話題に対する考察であり、エッセイやコラムのような形式に近いです。
まとめ:
先ほどの【】内の文章は、語彙、文法構造、論理構成、テーマ、専門知識の要求度などを総合的に判断すると、「大卒レベル」に最も近い と考えられます。 大卒レベルの文章として十分妥当であり、一般教養を身につけた読者層を対象としていると推測できます。
私のまとめ
もうちょっと進化してくると、仕事とかにも使えそうな実用レベルになってきたのではと。
というか、すでに私より賢いですよね……仕事もできそう……シ、シンギュラリティ。
ただ、凡人の人間でもAIの思考プロセスをまねて、細かく分けてコツコツと積み上げていけば、もっとクオリティの高い成果が出せるかも?(苦手)
以上です!