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・平均寿命は、実際の年齢(最頻値)とはズレやすいので、その理由について。
働きたくない人の間で静かなブームとなっているFIRE(早期退職計画)なのですが、
平均寿命をもとにしていると実際の寿命とズレやすく、
痛い目を見そうな気がしたので注意喚起をしておこうと思います。
まず、「平均」について、平均年収の例がわかりやすいので簡単に説明。
平均年収が10億円ユーチューバーが一人でもデータに交じっていると、
それだけで平均値が大きく上がってしまい、
フツーの人の中央値よりもかけ離れた数値になってしまいます。
同様に平均寿命も、赤ちゃんのときに亡くなっている人などが交じっているため、
もっとも多くの人が亡くなる年齢とはズレが生じます。
ある程度の余裕の幅は計画されていると思いますが、
平均値をゴールにするのはやはり間違いかと思われます。
で、もっとも多くの人が亡くなる年齢、すなわち最頻値の年齢なのですが、
なんと……89歳(男性)です!(;´Д`)
平均寿命は伸び続けているので50年後はもう1歳くらいは伸びていると思います。
女性は令和3年度統計を見ると、93歳が最頻値、88歳~96歳あたりの死亡者が多いです。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life21/dl/life18-15.pdf
また、健康寿命がそれより9歳くらい短いので、80歳からの9年間の介護計画も
練っておくと万全かなと。
以上です