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ほぼ日記

「平均」寿命というFIRE(早期退職計画)の落とし穴

(読了3分)
・平均寿命は、実際の年齢(最頻値)とはズレやすいので、その理由について。

 働きたくない人の間で静かなブームとなっているFIRE(早期退職計画)なのですが、
平均寿命をもとにしていると実際の寿命とズレやすく、
痛い目を見そうな気がしたので注意喚起をしておこうと思います。

 まず、「平均」について、平均年収の例がわかりやすいので簡単に説明。

平均年収が10億円ユーチューバーが一人でもデータに交じっていると、

それだけで平均値が大きく上がってしまい、

フツーの人の中央値よりもかけ離れた数値になってしまいます。

平均値

同様に平均寿命も、赤ちゃんのときに亡くなっている人などが交じっているため、

もっとも多くの人が亡くなる年齢とはズレが生じます。

ある程度の余裕の幅は計画されていると思いますが、

平均値をゴールにするのはやはり間違いかと思われます。

 

で、もっとも多くの人が亡くなる年齢、すなわち最頻値の年齢なのですが、

なんと……89歳(男性)です!(;´Д`)

年齢別死亡者数

平均寿命は伸び続けているので50年後はもう1歳くらいは伸びていると思います。

女性は令和3年度統計を見ると、93歳が最頻値、88歳~96歳あたりの死亡者が多いです。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life21/dl/life18-15.pdf

 

平均寿命の推移

図表1-2-1 平均寿命の推移

令和2年版厚生労働白書ー令和時代の社会保障と働き方を考えるー図表1-2-1 平均寿命の推移を掲載しています。

 

 

また、健康寿命がそれより9歳くらい短いので、80歳からの9年間の介護計画も

練っておくと万全かなと。

 

以上です

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