(読了 3分)ヒマ人向け。
以下の人は閲覧禁止で。
睡眠時間が7時間未満の人、神経質な人、数学が苦手な人、
気分が落ち込んで、何を食べても美味しくない人
こうなる未来予測というより、頭の体操としての計算です。
「第三次世界大戦はすでに始まっている」
(注 ↑ ダイモン氏の発言ではなく彼はワシントンポストの記事を引用しただけ)
そうなると、中東から石油の9割を輸入する
日本のインフレ率はどうなるのでしょうか?
私なりに「内戦で米軍が不在 + 台湾海峡付近が使えなくなった」と仮定して、計算してみました。
中東からのオイルロードは、通常、
ペルシャ湾から台湾の南近くを通りマラッカ海峡を通る約12000km(20日間)
オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅「一航海の軌跡」Vol.2 インド洋~ペルシャ湾 4/4 | 出光タンカーリポート | 出光興産
これが海上封鎖や通商破壊などで使えなくなった場合、
中東からアフリカ南部の喜望峰を通ってパナマ運河まで至る海路距離が
だいたい22,000km+パナマ運河から東京までは13,539km
=33,539km
に伸びます。
単純計算で3倍近い運賃になると考えられます。
ただし、これでガソリン代3倍!にはならないのでご安心を。
ガソリン代に占める運賃の割合はたった2.2%
リッター3.94円の値上がり。
コアCPIは0.015%の上昇
(大和総研2017年のレポート、原油30%上昇では+0.46%上昇に基づく)
https://www.dir.co.jp/report/research/economics/japan/20171129_012506.pdf
以下、必死で調べて計算したのに、思った以上にしょぼかった(;´Д`)
まぁ、そんな戦争状態になれば、原油価格そのものが年次で41%くらいは上がると思うので、
インフレ率は0.6%上乗せ、9月のCPIが2.5%だったので、
日本の周辺事態インフレは3.1%くらいを想定で
いいのかなと。
ホルムズ海峡封鎖はイランにとっても自滅行為なので、想定していません。
以下、細かい計算式
原油CIF価格 ー (ドバイ価格 + アラムコ調整金) = 運賃+保険料
87.93ドル ー (83.44ドル + 2.4ドル) = 2.09ドル
うち、保険料は0.08ドルなのでこれを引いて
2.09ドル ー 0.08ドル = 運賃 2.01ドル(313.56円)
2024年7月の
為替は1ドル=156円
1バレル=158.987ℓ
日本CIF価格は87.93ドル
https://nixx.co.jp/news/20240920/
ドバイ価格は83.44ドル
https://pps-net.org/statistics/crude-oil2
サウジアラムコのアジア向け調整金1バレルあたり2.40ドル
https://jp.reuters.com/markets/oil/W4KQK6EGOZJJ3OZTWDTQFOJAQE-2024-06-05/
保険料
大型タンカーなら1回の通行で2500万円程度
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46375980Q9A620C1TJ1000/
30トンクラスで約200万バレル、約3億ℓ
=1バレルあたり 12.5円(0.08ドル)
1ℓあたりの保険料は0.078円
この運賃が単純計算で3倍になったとした場合、
6ドルで1バレルにつき+4ドル(627円)の値上がり
ガソリン代としてはリッター3.94円の値上がりでしかありません。
ガソリン代の半分が税金。車は買うな!
以上です!