ほぼ日記

【提言】利上げによって、成長分野に人・金・モノを集中させる必要性

(読了4分)利上げに関する個人的意見です。
株、債券の話は無し。

2023年の米利上げで過去の歴史とは違う点として、
家計の金利の収入よりも
借金の利子が増大している点が指摘されています。

>過去半世紀における全ての利上げ局面と異なり、
今回は家計の純金利収入が大幅に縮小した。

 

米利上げの影響、過去とは異なる様相-金利収入よりも債務返済が増大

米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを実施すると米国の家計は総じて金利収入が増える。その増加分は通常、債務返済コストの上昇分を上回る。だが今回は違う。

Bloomberg.com

 

 

この理由として挙げられている一つに、

>過去15年ほどは大半の期間で利息がほぼゼロだったため、
>貯蓄者はより高いリターンを求めて
>現金を移動させる習慣がなくなったのかもしれない
 
銀行は預金者から借りたお金を
企業に貸し付けて
その金利差の利益を得るのですが、
成長する企業に貸せる金が足りなければ、
企業の成長の伸びしろが減ってしまうことになります。

日本ではベンチャー企業に対する融資が渋いということが課題として
指摘されていますが、
銀行がそのようなリスクを取りたがらないのも、
「大企業や日本国債に適当に貸すだけで銀行の経営が安泰である」
という大前提があるのだと私は考えています。

トップの大企業の経営陣こそ、競争と市場原理の中で
切磋琢磨しなければならないのに、
ぬるま湯で一般国民にリスクを押しつけているのでは
他国の経済システムに負けるのは当然です。

集中のための流動性の向上が
なぜか日本では
「労働規制の緩和」にすり替えられ、
長時間労働と精神疾患を蔓延させ、
学ぶ時間を減らし
竹中平蔵氏が顧問を務められていた
中抜き企業(派遣業)が儲かるだけで、
30年間、一般国民の経済が成長してこなかった結果があります。

GDPは為替の影響があるとはいえ、
人口で少ないドイツに抜かれ4位に転落

「いやいや、ドイツ経済は実は今、厳しいんだよ」という指摘の前に、
では、現状の日本の実体経済(家計の収支)は厳しくないのか?
ということを我々は考える必要があるのではないでしょうか。


プリンストン清滝教授
「1%以下の金利でなければ採算が取れないような投資をいくらしても、経済は成長しない」
著名経済学者から金融政策への警鐘 ~岸田首相・植田総裁へのメッセージ~ | 熊野 英生 | 第一生命経済研究所

 

以上です!

(免債事項 私はNISA枠で銀行株を保有し、
 債券も日本のメガバンクを保有しているので、
 行動が矛盾しているかもしれません。

 ポジショントークではないつもりですが、
 低金利ではメガバンクが儲かる予感しかしない)

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