経営戦略税理士のブログ

川口市在住の若手税理士が独立をめざしてけなげに頑張るブログです。

特急で法人税の申告書を依頼できる時期とは

2017-06-01 19:39:24 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


会計事務所の繁忙期と言えば、3月を想像されるかもしれません。


個人事業主の所得税の確定申告書の提出時期だからです。


そのときに限って、源泉徴収票や領収書レシート


請求書などをたくさんもってくるかたは、


会社を作ってもその傾向があるようです。


なかには、奥さんが弥生会計で入力していたけど、


病気により、一人で経理もやらないといけなくなった


というかたもいます。


こうして個人事業主時代に経理を丸投げする癖がつくと、


会社をつくっても、丸投げしたくなるようです。


税理士としては、


会社をつくったら、中小企業として


事業計画書をつくり、社長としてマネジメントし、


会社のブランド価値を高めていってもらいたい


ところです。


そうなれば、損益計算書も貸借対照表も


読めるようになっていただき、


中期経営計画の作成を通じたコンサルティングも


受けていただきたいものです。


ところが、現場に出ていると、


いきなり、そんなふうにはなれないようです。


会社をつくっても、


経理は自分でやるという社長さんには、


決算期をその会計事務所の法人税の確定申告の


繁忙期を避けることをおすすめします。


個人事業主の場合、


事業年度は1/1~12/31と決まっていますが、


法人の場合、任意です。


決算日はほとんどの会社が月末です。


法人の場合、決算月をいつにするかは


とても重要です。


自分の会社の繁忙期を避けることは、


もちろんですが、


会計事務所の繁忙期が3月ばかりとは


限りません。


契約している会社が500以上ある会計事務所


の場合わかりませんが、300社くらいで


職員20名未満の会計事務所の場合、


法人税の繁忙期と閑散期があります。


これは事務所によって異なりますので、


ご確認いただきたいのですが。


だいたいの会計事務所は、夏から秋に


かけてひまな時期となります。


年末調整も所得税の確定申告もなく、


法人税の申告件数も少ない時期となります。


もしも、その時期が本業の繁忙期と重ならなければ、


その時期を決算月とすれば、


会計事務所も手が空いていますから、


駆け込み決算にも対応がしやすくなると思います。


多くの会社が3月で締めるからという理由で


決算月を3月にしたくなる気持ちもわかりますが、


5月に申告する法人の件数がもともと多いため、


5月の駆け込み決算は厳しいと思います。


決算月を任意に決められるというのは、


個人事業主と法人の大きな違いですが、


ちょっと確認して、会計事務所の繁忙期や


自社の繁忙期をずらすだけで、


確定申告のストレスは大幅に減ります。


会計事務所の繁忙期をずらした場合、


特急で決算を丸投げすることも容易となります。


丸投げするのに慣れてしまっていたら、


後々、決算期を変更することもできますので


ご相談ください。


ご相談


 


 


 


 



たった1日で作るはじめての中期経営計画

2017-06-01 06:26:05 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


経営計画というと、大御所の経営者のかたから、


「A41枚の紙にまとめなさい」ですとか、


「利益から決めなさい」ですとか、


命令的な感じもするかもしれません。


実際、経営計画を作っている会社でも、


計画をもとに「いついつまでにこれこれをしなさい」


という感じです。


しかし、経営計画は、大御所の経営者だけが


作っているわけではありません。


20代、30代の経営者も、作っています。


50代、60代の経営者が経営計画を作る場合、


社員は経営者より、年下ですから、それなりに


聞く耳をもちます。


この場合、上から目線で会社を管理することが


経営計画により、可能となります。


しかし、20代、30代の経営者の場合、


そうもいきません。


自分のしたには、


40代、50代のエース社員がいます。


社長自身が選手としては、


2番手、3番手の位置づけであるにもかかわらず、


選手として1番手の年上社員をマネジメント


しなければならないのです。


そこで、こうした若手の経営者のなかには、


経営計画を社内に持ち込むことで、


年上社員とのコミュニケーションを促進


したいねらいがあるようです。


中期経営計画というと、


事前に決算書の分析や戦略を立てる


必要があると思われるかもしれませんが、


そうではありません。


ポイントをおさえれば、


知識はなくても、1日で作成できます。


それも独りではなく、


会計事務所の職員と一緒につくれば、


よいのです。


タイムスケジュールとしては、以下のようなものです。


・経営計画をつくる目的の確認


・自社の強み、弱みの分析


・市場はあるかどうか


・経営理念、中期経営目標の作成


・5か年の数値計画の作成


・当期経営目標の設定


・経営計画の予実管理のしかたの確認


・経営計画書の製本


この1日を通じて、普段の業務から解放され、


会社経営と向き合うことに多くのかたは


満足されるようです。


若手の経営者の場合、業務でも経験値が足りず、


年上社員から軽く見られがちなため、業務から


離れて、客観的に会社の経営状況を把握するのが


困難だったりします。


しかし、この一日で経営状況を把握し、


社内で話すきっかけを作れば、


年上社員との関係性をよくすることができます。


私がサポートしたかたの感想です。


「経営計画を丸々一日かけてやっていなかった。」


「数字がしっかりみれた。」


「これまで業務に手一杯だったが、深く考えられた。」


「従業員にもちかえりたい」


「月次決算をチェックするしくみがほしい」


経営計画書は、大御所の経営者の著作などを


参考に独りで作ってもいいと思いますが、


上記のようなタイムラインのもと、


会計事務所と一緒に作れば、


時間をかけずに効率的に中期経営計画の立案


が可能となります。


また、計画を作ったあとのモニタリングも


会計事務所と共同の場合、すすめやすくなります。


会社経営を通じて、社内でのコミュニケーションを


実現したい経営者のかたは、ご相談ください。


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