経営戦略税理士のブログ

川口市在住の若手税理士が独立をめざしてけなげに頑張るブログです。

意外と格安。コスパ2倍の記帳代行。

2017-06-02 19:31:07 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


税理士事務所の顧問料って高いと感じたことはありますか?


たしかに、会社の場合、年に1回、税務署や金融機関に


提出する書類は、


決算書、法人税・消費税の申告書、概況書、内訳書、


など、ワンセットで50枚くらいなものです。


その50枚の書類作成のために、


会社ごとに異なるとはいえ、年間50万円~400万円も


支払うのは、高いと思われてもしかたないのかもしれません。


しかし、場合によっては、これって格安なんです。


えっ!?て、思われますか?


ここに書いた顧問料は、記帳代行込みのものとしています。


記帳代行込みだと、税理士事務所の顧問料はそれほど、


高いものではありません。


なぜなら、税理士事務所に記帳代行まで依頼すると、


7つのメリットがあるからです。


事務所によっては、記帳代行をやらないところもありますから


あくまで、詳細はその事務所にご相談ください。


1.税務調査対策


単に入力するだけではなく、経費として妥当かどうかまで確認


2、経営分析


単に数字を出すだけではなく、経営課題まで抽出


3.スピード対応


最短5日で入力から決算までできる場合もあります。


4.丸投げOK


領収書整理から投げられる事務所もあります。


5.税理士によるチェック


決算時に所長が元帳を確認する事務所もあります。


6.申告まで一括


記帳代行業者では、資格がないため、できません。


7、コミュニケーションが密に


記帳にはじまり、一連の業務をこなすなかで、


連絡を取る機会もふえ、単なる業者でなく、


担当者が身近な相談相手となります。


この7つは、日本中の会計事務所が


長年やってきたことですが、


自計化や価格競争の波もあり、


記帳代行を外部にアウトソーシングする


事務所も出てきました。


しかし、会計事務所は記帳代行を


受けることで、これらのメリットを


提供できることは事実です。


実際、何と比べてコスパがいいかといえば、


配偶者控除を受けるために


年収103万円以下で働いているパートさんです。


経理のいない会社で、会計事務所に


記帳代行まで含めて年間50万円の顧問料を


払う場合と、


こうしたパートさんに月8万円、年96万円の


給料を支払い、経理をお願いしている場合を


比較すると、会計事務所へ支払う


顧問料のほうがコスパは2倍いいという計算になります。


もっとも、このブログは、こうしたパートさんの


ありかたを批判するものではありません。


ここでは、記帳代行まで含めた顧問料は、


税務署や金融機関に提出する書類の枚数だけで


見たら高いものの、


7つのメリットに照らしたら、意外と格安な点を


お伝えしたいだけです。


コスパがいいにこしたことはありませんが、


それがすべてではないことも付け加えます。


記帳代行についてのお悩みなどがありましたら、


ご相談ください。


ご相談はこちら


 


 


 


 



社員の翻訳となる中期経営計画作り方

2017-06-02 06:02:02 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


中期経営計画作り方というと、社長や実務担当者が立てるもので、


社員とは、ほとんど無関係と思われるかたもいるかもしれません。


以前、Yahoo知恵袋で中期経営計画について調べていたところ、


経営計画の発表会というものは、


小中学校の時の学校朝礼のようなもので、校長にあたる


社長が訓示を垂れるだけの場といったとらえかたもされているようです。


しかし、そうではないんです。


中小企業にとって、本気で使える中期経営計画とは、


社員のために作られたものです。


経営者が会社の方向性を示すのはもちろんですが、


社員一人一人の目標を必ず、紙に書いてもらってください。


ハーバード大学の実験でも、


在学中に将来の目標を紙に書いていた卒業生と


そうでない卒業生の年収比率には、10倍の差が


あるそうです。


目標といっても、スケールの大きなものである


必要はありません。


会計事務所であれば、


職員が今年の税理士試験で所得税法に合格しようとか


簿記2級をとろうとかいったことです。


(これは、私自身がかつて経験したことです。)


建設業であれば、


・品質のいい現場を目指す


・朝早く起きて、現場にちゃんとくる


・ミスなくこなす


といったところです。


なかには、将来独立して年収1000万以上欲しいと


考えている社員さんもいますが、


それは、その社員さんにとっての中期経営計画です。


ひとまず、今年1年で、なんとかなりそうな


目標を立てることをおすすめします。


資格試験などは、年に1回とか定期的に行われるので、


目標設定の対象になりやすいと思います。


こうして社員の個人目標を社長に発表すると、


会社に社員の声が反映されることとなります。


それは、社員の言葉を会社の経営計画書に


翻訳するようなものです。


経営計画書に書かれている言葉は、


基本的には、社長の言葉です。


しかし、社員が目標を紙に書くことで、


社長の言葉しかない経営計画書に


社員の言葉が社長の言葉に翻訳されて掲載されます。


そうすることで、経営計画書は社員のために


作られたものとなります。


中期経営計画を作っても、失敗してしまうのは、


こうした目標の検証がなおざりになってしまうからです。


そもそも論として、計画作りの段階で、


立派な計画を作ろうとしすぎたとか、


逆に計画の作りこみがあまかったといったケースも


ありますが、一人一人の目標の進捗状況を


管理できなくなると、計画が空中分解してしまいます。


私はMAS監査という業務を通じて、


こうした目標の進捗状況を社長の代わりに


チェックしています。


・中期経営計画を作りたい方


・社員の目標進捗状況まで管理したい方


・本気で会社をよくしたい方


ご相談をお待ちしています。


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