来週はもう9月になると云うのに日中の最高気温は 30°を 軽く越え、秋の気配を感じられるのはまだ先のようですが 早朝の矢田川サイクリングロードには 赤とんぼが姿を見せ、道脇にはケイトウの赤い花が咲いていることに今朝気がつきました。
名古屋市美術館で開催されている モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ドガなどの 作品を集めた「 至上の印象派展、ビュールレコレクション」を見てきました。
目玉の作品はルノワールの 美しい少女を描いた 「可愛いイレーヌ」でしたが ゴッホの自画像も印象に残りました。
説明書を読んでみるとゴッホは37歳でこの世を去っているのですが そのひたいに縦じわが刻まれている気難しい 肖像画からは30代の若さで 亡くなったとはとても想像できませんでした。
生きている間に世間に作品を認められることはなく、生活に困窮し、絵の具にも事欠き、弟テオドルの助けを受け、友人のゴーギャンと仲違いをして、 精神を病み、最期は自ら命を絶ってしまったゴッホですが、もし自分の作品が世界の人々に認められる今日という日が来ることを知り得たならば自ら命を絶つことはなかったでしょう。