コーリー・グラント(フランキー)
ドミニク・ノルフィ(トミー)
セバスチャン・アーセラス(ボブ)
マイルス・オーブリー(ニック)
今日も素晴らしい!
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マットがいなかったら、こんなによくなる(!)
ステージドアでマイルスとも話ができましたが、近くで見ると、日本の俳優の綿引勝彦さんと似ています(笑)隣にいた女性も「あなたのニックは素晴らしいわ」と褒めていらっしゃいました。とにかく、マイルス君には、役作りがまだまだ深まっていく可能性が感じられます。
で、今日のコーリー…
結論から言うと、「今日は体調が悪かったんだ」とステージドアで本人が言っていたとおり、確かに、Act1の前半は声が曇り気味で、私も「ん、風邪気味なのかな?」思ったのでありました。しかし、9月のときも思ったのだけど、この人はBWに戻ってから、声が非常によく維持されている。今日も、声そのものに疲れは見られたものの、高音は完ぺきにクリアするし(普通、声が疲労していたら、まず高音に影響しません?)この人本来のパフォーマーとしての底力に後押しされて、結局は「ブラボー!
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まぁ、コーリーは私にとってはもう「スウィートハート」的存在になってますんで(!)何を申し上げても「公平な目線」からのものとは言えないかもです(汗)しかし、どんなに贔屓していても、彼が「ジャロッドよりも歌がうまい」とは思ってません。ジャロッド程の歌唱ができる人はそうそういるもんじゃないですよ。コーリーの場合は「ノン・ビブラート」に近い歌唱法で、これが私好みなんですわ~♪(実際、私はもともとビブラートで歌われるがと~っても苦手で、ジャロッド・レベルの歌唱力のある人なら抵抗感はないんですが…中途半端な歌唱力で、ビブラートで歌われると、ちょっとね~)あと、もう一点付け加えさせてもらうなら…声そのものが可愛らしい~
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ただ、コーリーを見ていつも思うのは、この人は舞台俳優として、本当に「理想的な」顔をしているのですよ。何が「理想」なのかというと、とにかく喜怒哀楽や、ちょっとした内面の変化が「表情として表れやすい」顔。あとは、小柄な割にはスタイルがよく、頭のてっぺんから指先まで、トータルとしての動きが美しい。この人なりの「美学」に貫かれたパフォーマンスは、ちょっと癖になりますね~
前回もそうでしたが、今回も、ステージドアで、ショーを見てないのに、コーリーだけ見に来たオバサンが何人もいましたけど(…)で、話をするわけでもなく、顔だけ見て帰って行く(!)ま、こういう風にマチネ・アイドルになっているのはうれしい。でも、ファンとしては、このままJBにいてほしいという気持ちと、新しい作品でさらに飛躍してほしいという気持が半々かな~
また、ジャロッドとのコーリーの演技を(というか両者の「台詞」の言い方を…という意味)比べると…これがまた、両者の間には、これと言った違いが見いだせないのですよね…実際、これにはちょっと驚きでした。むしろ、ジャロッドの演技のほうが「濃い」んじゃないかという印象さえありましたね~。(というか、ジャロッドは「濃い目に」、コーリーは「薄めに」しているのだろう…という印象ですかね。そうすれば、両者は近づく…)ま、どっちも今回は1回ずつ観て比較したただけでは断言できませんが…しかしこれは、誰が演じても、あくまでもJERSEY BOYS on BWとしての「一貫したクオリティー」を守るという姿勢が表われているのでしょうね。ショーは俳優個人のものではないですし。こういう方向性はとても重要かもしれません。
で、今回改めて気付いたのは…例のJersey Contractの場面、1年前にもこんなことを書いてますが…「それって、バンドにサックスを入れるようなことなのかい?(意訳)」というフランキーのセリフは…あれはやはり、フランキーにはボブの申し出があまりに抽象的すぎて、「何らかの具体的な例え」が欲しくて、たまたま口から出たのだろうと解釈しました。どちらで観ても、そう感じました。で、そのあと、事務的にキチンとしたものにしようとするボブに「握手でいいじゃないか!」と力強く言うのもフランキーのほうですし。フランキーは、ボブの申し出を理屈として理解するのは難しかったけれど、そこに何らかの「兆し」を感じ取ることができたのでしょうね。そして、これは「逃してはならない!」と…
人生というのは、100パーセント理詰めで運ぶものでもない。「まず理論ありき」、というものでもない。とりあえず口に出す、とりあえず行動に出る…そういう積み重ねの中で、「理」というものが後からくっついてくる場合だってあるわけで~それを象徴するのが、あの「君の瞳に恋してる」の間奏のホーンセクションじゃないでしょうか。
ああ、いい話だな~(また、自分で書いて、自分で悦に入っております)
さて、コーリーも、ステージドアで私を見つけるなり「また来てくれたんだね!凄くうれしいよ!」とハグでございました。で、あちらも、敢えて時間を割いて私のそばにいてくれたようで~(サンキュ~
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コーリー君とわたくし。
この身長差にウソ偽りはありません(笑)
「暖かそうなコート着てるね」と言われました。
(…余計なお世話だ~)