不評の極み(?)だった、マイクロソフトのCMの放映が中断になりました。
このCMは、ライバルであるApple社の人気CMに対抗して作られたもので、Jerry SeinfeldとBill Gates本人が登場して、何とも不可解なストリーが展開するものですが…最初に出た90秒のバージョンには「はぁ?」の嵐…それが収まらないうちにOAされたバージョンⅡというのが、何と4分半もある代物で、これがまた「?」
連日ネット上には「サインフェルド起用大失敗」とか「全く役割を果たしていないCM」なんて見出しが躍っていたのでした。
そんな中、先ほど、マイクロソフト社はSeinfeldとBill Gatesが出ている一連のCMの放映を止めると発表しました。マイクロソフト側は「これはもともとティーザー広告のつもりで作ったので、すべて予定していたこと。このあとは第2章となるのだ」なんて言っていますが…本当はどうなのでしょうか?
だいたい…私が簡単に考え過ぎていたのかもしれませんが、「たかがCM」じゃないの(ダメ?)…つまらなければ、その間TVの前を離れてトイレに行ったり、キッチンでドリンクを取ってきたりすればいいし、4分半もあれば、友人や職場の人にちょっとした連絡電話ぐらいできまっせ…だいたい、その昔、うちの父親なんて「最近は宣伝が面白過ぎて、トイレに行ってる時間もない!!」なんて本気で怒っていたことさえありましたからね~そんなCMこそ「迷惑」なCMなんであって…
しかし、確かに、このご時世…億万長者二人のおふざけはちょっと受け入れられにくいかもしれませんね。マイクロソフトだって企業イメージがありますし。Jerryは多額の出演料で契約しているそうですから。それでも、「さすが!」と言わせる出来であれば、勿論みんな大喝采を送るんでしょうが。
「SEINFELD(となりのサインフェルド)はあくまでも90年代に大人気だった番組。今、これと同様のテイストをもってくるセンスが理解できない」と酷評する批評家もいます。「つまらないCMに巨費を投じるのなら、世界の貧しい子どもたちを救うことに使うべき」なんてコメントも見かけたりします。たしかにおっしゃる通りです。ものを創作するって厳しいことですね。
さて、あちらのブログに「マイクロソフトのCM,こうすればもっと面白いはず」なんてことを書いている人がいまして…それは、もう徹底的にSEINFELDにしてしまうこと、なんだと。つまり、KramerもGeorgeもElaineも出して…
ちょっと紹介します
案その①
4人がスープ店でネットをしようと思ったら、電波環境が悪い。それで店主に訴えたら、店主は“No WiFi for you!”と逆ギレ。そこへ、Bill Gatesがやってきて、電波環境を整え、店も大繁盛~!
案その②
Kramerのナンバープレートが何故かAPPLEMANに。それを見たBillが怒って、二人は掴み合いの喧嘩になる。Billはテーブルに置いてあったパスタの人形の上に尻もちをついて怪我をし、病院に運ばれるが、病院では医師がMacを使っていた。
案その③
4人が100ドルかけて××の我慢比べをする。(説明不要…笑)最初に脱落するのはヌーディスト女性を見たKramer思ったら、何と超高速ブロードバンドでネット見放題のBillが最初に脱落!でも、プライバシー機能もしっかりしているのでNewmanに見つかることもないから安心だとBillは自慢する。
アッハッハ~~!!
確かに…こっちの方が断然面白い!!
(しかし、これをやると世界中のSEINFELDファンが「案」を持ってきそうですよ)
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