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And This Is Not Elf Land

今年一番のハイライト

【追記あり!】

ブロードウェイJERSEY BOYSのフランキー役、ジャロッド・スペクターが、BroadwayComで「今年一番のハイライト」について語っているのですが、これがまた嬉しい話なの!!!

ジャロッドが一番心に残ったのは、ビリー・ジョエルが劇場に来てくれたことだと言っています。私もこのニュースを耳にしたときは「52nd Streetのビリーが、52nd StreetでやっているJBを観に行った!」ということだけで、もう興奮してしまって(?)こちらでも取り上げました。

ジャロッドは「自分にとってのアイドルを一人挙げよと言われたら、迷わずにビリー・ジョエルを挙げる」と断言しています。そのビリーが見に来てくれただけでも光栄なのに、バックステージで会えるなんて、とても興奮したと言っています。

で、ビリーはジャロッドを見るなり「どうやったら、あんな風に歌えるんだい?」と訊いたといいます。(おおっ!!)ジャロッドは「きっと社交辞令だったんだと思う」と言っていますが、私はそうではないと思いますね。ビリ-・ジョエルという人は、こういう面では、非常に正直な人ではないでしょうか?(と思う)で、しばしビリーと歌についてあれやこれやと話すことができて、夢のようだったと…

おお!

これを読んで、私は、ビリーもジャロッドも、どっちも「社交辞令で相手を褒めているのではない!」と(なぜか)確信できるのですよね。(いや、「そうあってほしい…」という気持ちが強いからかもしれませんけど)

ジャロッドは小さいころから歌っていましたが、とにかく、王道を行くようなポピュラー・ソングに、逃げも隠れもしない正攻法の歌唱で、真っ向から勝負を挑んでいるのですよ。Youtubeの小さいときの映像なんか見ても、そのころからこういう姿勢が確立していたのがうかがえて、「可愛らしくてなごむ」というよりは「感動してしまう!」この人が歌がうまいのは、私も認めているとおりですが、こういう歌に対する姿勢(常に、楽曲とがっぷり四つに組む)というのも魅せられるところであります。(まぁ、フランキー役に何を求めるか…歌か?演技か?という話は、ちょっと横に置いてますが)でも、現alternateのような、アバウトな歌い方はどうも苦手だ!緻密に丁寧に歌ってこそ、王道系ポピュラー・ソングは命を吹き込まれるんじゃないでしょうか。

ジャロッドは、ときどきクラブでライブをやっているんですが、わたくし、スケジュールが合えば、それに乱入しようと考えておりますよ!(で、現alternateはスル~になると思う)

トップの写真は、今年5月のジャロッド



で、今年の締めくくりとして、これで終わりっていうのもアレですよね。


もう一人のmy sweetheartも出しときましょう~




あ~、おばちゃん、頭が邪魔だ!

でも、私はこの写真が好きだ!顔の大部分が隠れていることで、この人の「眼力」がいっそう際立っている。

今年1月のコーリー・グラントです。

コーリーはこの9月で降板して、そのときは私はどうなることかと思いましたが(!)すぐに、自身のプロダクションが手掛けているオリジナル・ミュージカルがリージョナルのプロダクションをゲットしたという情報を得ました。これはまだ公式にはアナウンスされていません。でも、先日、相棒君から、さらに詳しい上演スケジュールを教えてもらいまして(ふふふ)もう、来年のカレンダーにマークしときました。

ここの劇場に決まりだと思います。相棒君は劇場名までは挙げていませんが、まぁ、ここしかないでしょう。このイベントについては聞き出せませんでしたが(水を向けたんですけどね)まぁ、私にはあんまり関係ないか…
【追記をご覧ください!!!】


そして、この写真の後、5月末に観たときは、もう入神のパフォーマンス!まるでミラクル!ステージドアで、私が思わず「今日のあなたは最高だった!」と言ったときに、彼の真っ青な目が「ぎらり」と光ったのを、私は忘れることができません。あのとき、「今、この人の中で何かが起きている」と直感的に思ったのでした。あのとき、すでに今回のことも(だいたい)決まっていたのでしょう。私は、このミュージカルも気になっていましたが、2009年春の関係者リーディング以来、あまりにニュースが聞けないので、もうしばらくJBに残る予測をしていたのでした。

というわけで、来年も盛り上がりますのでよろしくです!

みなさま、よいお年を!!!


【追記】
アナウンスされました!コーリーの新作ミュージカル(本人は原案&主演)ユダヤ系ボクサーの成功と挫折の生涯を、ユダヤの音楽とロック、ヒップポップと融合させたスコアに乗せて描くミュージカル、CUTMANは、来年の5月~コネチカットのノーマ・テリス・シアターで上演されます。1月のフェスティバルでは、プレビューもやります!やった~…これで、心おきなく年が越せる

コメント一覧

Elaine's
brown_potさま、
今年もお付き合いくださいまして、ありがとうございました♪ロンドンに行かれたのも、今年の春でしたよね。あの「観劇スケジュール」は素敵でした
The Scottsboro Boysは今年の春にVineyardであって、夏にはミネアポリスでトライアウト、そして10月末にBW入りしていますが、プレビューを含めて2カ月足らずでクローズしています。南部で起きた事件を、音楽と演劇の歴史(ミンストレル・ショーなど)にリンクさせて表現するという手法に興味を持ったんですが、興行的には厳しかったようです。クローズが決まると、劇場には励ましの手紙が殺到したそうですが。でも、春にBWで短期間のリバイバル上演をするそうです。こういうのも珍しいですね。また、全米ツアーも始まるようですし…そして、映画化の話が、もう持ち上がっているみたいですよ。
来年の新たな展開…どうなるんでしょうでも、一人の俳優の成長だけでなく、「作品」の成長を見守るチャンスを与えられたことを幸せに感じています。
来年もよろしくお願いします。
brown_pot
Elaine'sさん、やはり締めくくりはJERSEY BOYS関連ですね♪
ジャロッド・スペクターとビリー・ジョエルの話、私にも社交辞令だとは思えません。
とても素敵なエピソードだと思います。
「王道を行くようなポピュラー・ソング」を「正攻法の歌唱」で。
そこです~ ぞくぞくしました、その言葉に・・・。昨今、貴重なシンガーだと思います。

ところで先日の記事の中で触れていらした「The Scottsboro Boys」ですが、スーザン・ストローマンの新作ということで、今年春ごろに私もこの舞台がとても気になっていました。(しかも初演されたオフの劇場は、教えていただいたVineyard Theatreだったのですね!そこに先ほど気がつきました~・遅)
とても評判がよいらしいと聞いていたので、4月に一度クローズして以降、いずれブロードウェイに進出する可能性濃厚とみて勝手に「来年あたり?」などと思い込んでおりました。年内の再演があったのでしょうか??
どちらにしても本当によい作品なら再々演を期待して、その際はぜひ観に行きたいものです~。(予習は必須ですが・汗)

今年もエキサイティングなお話をたくさん聞かせていただき、とても楽しい1年でした。
そして来年、いよいよ新たな展開が・・・!? 続報を楽しみにしております!
年末年始のお天気が心配ですが、どうか体調など崩されませんように。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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