メイベルは「神様」なのか…
でも、この解釈…あながち「間違い」または「意訳しすぎ」とは言えないのでは??…と思えるんですよね。
《追記》
スイマセン・・・
ここ訂正(汗!
さっき観てきたら、{God knows}I know where I've been...と歌ってました!
『ヘアスプレー』の面白さは、その徹底したキャラクターの「記号化」だと思うんですが
例えば、トレイシーの風変わりな両親は「貧しいけれど、正直で善良」
実は『大草原の小さな家』のパパとママとイメージが被るんですよ(違う?)
そして、明るくスクスクと育っている子ども(育ちすぎ?な所もあるけど…)
愛と信頼で結ばれているこの家族は、まさに開拓時代から理想とされてきたファミリーの典型(変型?)じゃありませんか。
ペニーのママはバリバリのキリスト教保守派として、これまた滑稽に描かれていますが、神に選ばれた者として優良な子孫を大勢残す為には、具体的な方法として「・・・・」
彼女が読んでいた(おそらく宗教関係の)本の一節が笑えました。
道徳と信仰を重視し、あくまでも清純な理想の世界を求める人も
「一皮むけば同じじゃないか!」
なんて、ウォータース氏のニヤリと笑う口元が見えるようです。
(だいたい、彼女のペチコートの「しみ」って何なの…笑)
そして、メイベルなんですが…彼女は終始「全知の人」として描かれているのです。
彼女を見ていると、例えばトゥエインとかフォークナーとか、アメリカの小説の中には、黒人が、全てを知り尽くし、全てを見通せる人として登場することがありますが(分かりやすいところでは『風と共に去りぬ』でもそうですよね)、彼女もまさにそのような描かれ方をしています。この『ヘアスプレー』も、しっかりそういう「伝統」を踏襲しているのが面白いですね。
…っていうか、今日発見してひっくり返りそうになったんですが…
『ヘアスプレー』、地元のシネコンでは、来週から一日一回のみの上映となるんですよっ!
む…むごい!
だって、私が行ったときは、田舎のシネコンの割には、人は入ってましたよ~
わー、厳しいなぁ…
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