SEINFELD(となりのサインフェルド)のエピソードの中で、Georgeがガールフレンドの叔母さんのお通夜で、チップにソースを「2度付け(double-dipping)」して大顰蹙を買うという話があります。詳しくはこちら
Georgeのdouble-dippingを目撃したガールフレンドの弟のTimmyが“That’s like putting your whole mouth right in the dip!(それってソースに口を突っ込むのと同じだろ!)”と激しく非難するのですが、Georgeは知らん顔…で、やがては大騒動になります。
Clemson Universityの微生物学者であるDawson教授は学生を使って実験した結果、「ソースの2度付けは、確かに『ソースに口を突っ込むのと同じ』だということが分かった」と発表しました。実験によれば、3-6回のdouble-dippingで約10000のバクテリアがソースの中に入り込むのだそうです。
教授はこうも言っています。「パーティーでチップにソースを付けようとするときは、集まっているメンバーを見渡して『自分は果たしてこの人たち全員とキスができるのか』と自問したほうがいい。誰が2度付けしたかわからないし、他人の唾液が口に入るのかもしれないのだから」
さて、このエピソードを書いたPeter Mehlmanはパーティーで似た体験をしたのを取り上げたんだと言っています。そして、何よりも15年も前の放送であるにもかかわらず、皆まだこのエピソードを覚えていてくれて嬉しい限りだと。また、double-dipという言葉をこういう意味で使ったのはTimmyが初めてだったはずだ、とも。
さて、このニュースは数日前からネットで配信されているんですが、私はこれを聞いたとき、Jerry Seinfeld(ジェリー・サインフェルド)のネタで「いろんなことを研究してる人がいるけど、例えば癌とか心臓疾患とか・・・でも『種無しスイカ』の研究とかに一生をささげている人って・・・やっぱ、それも生涯を賭けた研究だと思っているのかな?」なんて言っていたのを思い出してしまったのです(笑)で、なんと、このPeter Mehlmanも同じことを思ったようですね~
Jerryは「種無しの次は皮無しを研究するんだろう。フルーツパックが直に畑で獲れるようになるまでやるんだよ」なんて揶揄していました。
でも、ずぶの素人の私から言わせてもらうと…
生物学・農学系の研究って、実生活に密着しているだけに軽く思われることがあるのかもしれませんけど、重要な研究であるには変わりが無いと思いますよ。
Dawson教授はdouble^dippingの実際の害についてはまだまだ議論の余地があるし、様々な条件によっても違ってくると言っています。
しかし、ボウルに入ったソースを分けるのは、思わぬものを分かち合う結果になるのだということだけは気づいたほうがいいようです。で、一番いいのは、一口で食べきれるような小さいチップを作ることじゃないのか、とNY Timesは締めくくっています。
確かに、あちらのものは何でも「でかい」(笑)
それと、この「有名」エピソードですけど、実はこのdouble-dippingの話はメイン・プロットじゃなかったんですね。メインは今や『デス妻』で有名なったTeri Hatcher演じるSidraの胸が整形かどうか・・・という話でした(それもくだらないけど…笑)また、GeorgeのガールフレンドBetsy役のMegan Mullallyは今はブロードウェーのYOUNG FRANKENSTEINに出ていますし、先のBEE MOVIE(ビー・ムービー)でもハチミツ工場の案内嬢の声を担当していました。
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