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And This Is Not Elf Land

SEINFELD 5-11 The Conversion(「獣の魔力」って何だ?)

※SEINFELD(となりのサインフェルド)5-11’The Conversion’(驚異のフェロモン炸裂男)の内容が書かれています。

Latvian Orthodoxの続きです。

改宗を決意し、そそくさとラトビア正教教会に向かったGeorgeを心配して、Kramerも教会に来ていた。(改宗を決意したシーンにはKramerはいなかったんですけどね…どうして知ったの?誰かに聞いたの?だいたい、彼はそんなに友だち思いだったかしら???
ま、SEINFELDにはこういう突っ込み所がけっこうあるんですわ。
ま、そこんとこヨロシク!)

そこで修業中のSister Roberta(トップの写真)と会い、軽く挨拶を交わすのですが、Kramerを一目見た瞬間からSister Robertaは「ただならぬ」表情になります。

その後も彼女はKramerの部屋を訪れ、


こんなものをプレゼントしたり

こんなものをプレゼントしたり…


Jerryにプレゼントを見せるKramer

KRAMER: Sister Roberta gave it to me.
(Sister Robertaがくれたんだよ。)

JERRY: Why did she give you that?
(なんで、そんなものをくれるんだ?)

KRAMER: I think she liked me.
(きっと俺に惚れたのさ。)

JERRY: What do you mean she liked you?
(惚れたって…どういうこと?)

KRAMER: Liked me. (好きなんだよ!)

GEORGE: Kramer, they like everybody. They’re friendly people.
(Kramer、あの人たちは全ての人を愛してる。友好的な人たちだよ。)

KRAMER: No. I think I picked up on a vibe.
(いや、俺は何かを感じたんだよ。)

JERRY: You picked up on a vibe, from a nun.
(何かを感じたって…尼さんからか?)

KRAMER: Yeah, Jerry I’m telling you I have this power. And I have no control over it.
(そうだJerry、俺はそういうパワーがあるんだよな。自分でもどうすることもできないような!)

JERRY: Yea alright.(あっ、そう。)

数日後、またまたKramerがやって来ます。

KRAMER: I told you she liked me.
(彼女は俺に惚れてると言ってただろ?)

JERRY: Who? (彼女って?)

―Kramerの激しい日常についていくのは大変なんです―

KRAMER: Sister Roberta. (Sister Robertaさ!)

JERRY: How do you know?
(なんで分かるの?)

KRAMER: She told me. She said she’s never had a man stir up all of these feelings inside of her. She’s questioning her faith. She’s thinking of leaving the church.
(彼女が言ったんだ。これまで、俺みたいに側にいるだけで気持ちをかき乱されるような男には会ったことがないって。彼女は信仰に疑問を持っている。教会を出ることを考えているんだ。)

JERRY: Wow. (ワォ)

KRAMER: Oh, uh, this power. I’m dangerous Jerry, I’m very very dangerous.
(ああ、このパワー。俺は危険なんだ。Jerry、俺はメチャクチャ危険だぞ!)

…と、放心状態で部屋に戻るKramer。

その後、ラトビア正教の神父に呼ばれて教会に。

KRAMER: Um, you wanted to see me Father?
(神父様、俺に話があるそうで…。)

FATHER-PRIEST: Yes. Please, sit down. Sister Roberta came to see me yesterday.
(そうだ、まず掛けて。Sister Robertaが私の所にやって来たよ。)

KRAMER: I know what this is about Father. I didn’t do anything. I just spoke to her innocently for just a few minutes. It’s just that, that I have this power.
(はい、なんの話か分かっています。俺は何もしちゃいない。ホンの数分、彼女と普通に喋っただけさ。つまり、俺にはそういうパワーがあるだけなんだ。)

FATHER-PRIEST: Yes. Kavorka.
(そう、Kavorkaのね。)

KRAMER: Kavorka?

FATHER-PRIEST: It is a Latvian word which means "the lure of the animal".
これは「獣の魔力」という意味のラトビア語だ。)

―実は、これは脚本家の「造語」なので、、
その辺のところ、ヨロシク―

KRAMER: I don’t understand.
(何のことです?)

FATHER-PRIEST: Women are drawn to you. They would give anything to be possessed by you.
(女たちはあなたに引き寄せられる。あなたのものになるのなら、何でも与えるだろう。)

KRAMER: Help me Father. Help me.
(助けてください、神父様。助けてください。)

FATHER-PRIEST: Yes, yes I will help you. Listen very carefully. I want you to buy ten cloves of garlic, three quarts of vinegar, six ounces…
(ああ、力になろう。よく聞きなさい。にんにく10個、酢を3クォート、6オンスの…)



後日、アパート内が悪臭に満ちているのに気づくJerry。
潔癖症の彼には(そう言えば、Jerryの「潔癖症ネタ」、あんまり取り上げていませんな…)耐えられそうもナイ!
悪臭の出所を突き止めたら、そこはKramerの部屋ではありませんか!?


JERRY: Hey. What are you doing?
(何やってんのさ!?)

KRAMER: I’ve got the Kavorka Jerry.
(俺にはKavorkaが憑いているんだ。)

JERRY: The Kavorka? What’s that?
(Kavorka?ナンだよそれ?)

KRAMER: The lure of the animal. I’m dangerous.
(獣の魔力だ。俺は危険なんだ。)

JERRY: What is this thing around your neck?
(首に何を巻きつけてんだよ?)

KRAMER: The priests they’re helping me. I just bathed in vinegar.
(魔力を取り払っているんだ。酢の風呂にも入ったところだ。)

JERRY: You know you’re funcifying the whole building.
(あのさぁ、アパート中に悪臭を放っているんだけど。)

KRAMER: Keep away Jerry. Keep away.
(俺に近づくな!Jerry、俺に近づくんじゃない!)

と、ドアを閉め切ってしまうのでした。

この「悪臭騒動」がどのくらい続いたのか分かりません。
ただ、悪臭がKramerに染み付いて、人はみんな逃げ出すようになり、Sister Robertaもめでたく「我に返る」のでした。

しかし、このエピソードを見るたびに可笑しいのは…
Kramerはもともとアブナイ!!!

何を今さら自分を怖がっているんだか…
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