デンマークへ 2016年7月①
デンマークへ 2016年7月②
さて、いよいよ長年のペンパル、ケティーさんを訪ねます。まず、飛行機でユトランド半島北部の中心都市オールボーに向かい、
そこから東に20キロ近く離れた、カテガット海峡に面した小さな村まで行きます。
★コペンハーゲンからノルウェー・エアシャトルでオールボーへ
ノルウェー・エアシャトルの機体は尾翼に有名人の顔が描かれていることでも知られていますが…この方が誰かは分かりません。
搭乗口付近に洗面所(というか…仮設トイレのようなもの)が設けられていて、まぁ、こんなに近くに洗面所があれば、搭乗時間ギリギリになっても用を足せるということか…と思ったんですが、そういう話じゃなかったですね(?!)つまり、どうも…機内にトイレがない。で、CAさんも一人だけだし…いや、それよりも、私以外の乗客がほぼ全員金髪・碧眼という、何もかもが未経験なことばかり。
コペンハーゲン―オールボー便は往復利用したのですが、とにかく、まともに飛んでいるのは20分強ですかね。すぐに着陸態勢に入りました。陸路移動も考えたのですが、日本のように高速新幹線が走っているわけでもありませんし、やはり飛行機のほうが格段に速い。運賃も往復で1万円ぐらいでした。
★ついに対面!
そして、オールボー空港にて、ついにケティーさんと対面しました!文通し始めて30年!まさに感動の対面!
ご主人のカールさん(仮名)が運転する車で、ご自宅に向かいます。道中はこういう感じ。どこまでも遮るものがない景色が新鮮です!
【ケティーさんが住んでいる村の名前はちょっと伏せますね。小さい村なので。あとはケティーさん以外のご家族も仮名にさせていただきます】
★こんな素敵な家に!
ケティーさんの自宅はこじんまりした2軒の平屋が並んで建っていました。
こちらとこちらです↓↓↓
下の写真の家にはケティーさんとカールさんが住んでいて、上の家にはだれも住んでいないので「好きに使っていいですよ」と言われるじゃありませんか!なんて嬉しい!
上の家にはかつてケティーさんの祖父母が住んでおられて、築80年になるそうです。
中はこんな感じ。おそらくケティーさんのペンパルたちからのプレゼントだと思われる世界の民芸品なども並べられていました。
↑窓から見えるベージュの壁の家がケティーさんとカールさんのお住まいです。
★家の近くを散策
荷物を置いてから、夕食には少し時間があったので、近所を散策することにしました。夢にまで見た北欧の小さな村です。別世界に来たよう!
★大変なことに気づく!
ところが、美しい村にウットリしていたのもつかの間…
えっ、スマホが「圏外」だわ!!
えっ、そんな!
ケータイ通じないの!?
…焦りまくりましたよ!あとで気づいたんですが、ケティーさんの家でも、しっかり「圏外」!!
でも、メインストリートへ出ると(こちらね↓)
繋がる状態になる(焦)
結局は、ケティーさんのWifiを使わせてもらって、何とかメールはやりとりできるようになってひと安心。いやいや、想定外だったわ!!日本に電話をかける用事もたいしてないんだけど…でも、電話を掛けるときは、必ず「メインストリートまで出る」(汗)
★語らい
夕食をいただいた後、ケティーさんとカールさんといろんなことを話しました。
ご家族の写真もたくさん見せていただきました。ご家族はずっとこの地に住んでいらっしゃるそうです。「昔はここにダンスホールがあったのよ」「小学校の建物も昔と変わらないの」「でも、人口減少は深刻な問題だわ」
また、ケティーさんとカールさんが結婚されたのは1972年。ミュンヘンオリンピックが開催されているときだったそうです。「あのときは、ひどいテロ事件があったので、自分たちだけが幸せで申し訳なかった」と。
そして「9・11のときはどこでニュースを聞いた?」という話になって、その後の世界が不寛容になっていくのが心配だ、という話になりました。
また「日本の津波のときは、あなたのことが本当に心配だった。でも、すぐに無事を知らせてくれたので嬉しかったわ。村の人たちも、その後数週間は日本の津波のことばかり気にかけていたのよ」とも。
そういう話しているうちに、私たちが好きな音楽の話になりました。昔懐かしい曲の話でも盛り上がりました。カールさんが、たくさんのCDコレクションの中から、何枚かお勧めのCDを聞かせてくださいました。どの曲もメロディーが美しく、アレンジが素晴らしかった。
ケティーさんとカールさんの息子さんのアランさん(仮名)も音楽が好きで、アマチュアバンドでギターを弾いていらっしゃいます。少し前に、美容師の女性を新しいリードボーカルに迎えたそうなんですが「彼女は歌は上手いけど、美容師としての腕は最悪なの!」と面白おかしく語るケティーさんに大笑いしました。
ケティーさんの長年のお気に入りのデンマークのシンガーがヨードゥル・ビューワさん。私もヨードゥルさんのCDやテープを送っていただいたことがあります。その話はこのブログでも取り上げています。ただ、その数年前に脳腫瘍で亡くなっておられました。「明日は彼の記念館に連れて行ってあげるよ。彼の音楽を思い出してくれると嬉しい」と言われました。その話は次の記事で書きますね。
話は尽きませんでしたが、夜も更けてきました…
それにしても、日本の地方に住む私とデンマークの小さな村に住むケティーさん、どちらも世界にかかわるような特別な仕事をしていたわけでもなく、二人とも、ただ「ちょっとした交流」がしたくて、海外にペンパルを求めたのが出会いのきっかけでした。不思議な縁です。
明日の予定もあるので、ひとまず「別宅」に引き上げさせていただきました。
夜が更けても、完全に暗くはなりません。
外を見ると、馬が散歩していました。
あとで訊いたら、隣家の馬なのだそうです。その隣家には数日後にお世話になることになります。
To be continued
でも、メインストリートへ出ると(こちらね↓)
繋がる状態になる(焦)
結局は、ケティーさんのWifiを使わせてもらって、何とかメールはやりとりできるようになってひと安心。いやいや、想定外だったわ!!日本に電話をかける用事もたいしてないんだけど…でも、電話を掛けるときは、必ず「メインストリートまで出る」(汗)
★語らい
夕食をいただいた後、ケティーさんとカールさんといろんなことを話しました。
ご家族の写真もたくさん見せていただきました。ご家族はずっとこの地に住んでいらっしゃるそうです。「昔はここにダンスホールがあったのよ」「小学校の建物も昔と変わらないの」「でも、人口減少は深刻な問題だわ」
また、ケティーさんとカールさんが結婚されたのは1972年。ミュンヘンオリンピックが開催されているときだったそうです。「あのときは、ひどいテロ事件があったので、自分たちだけが幸せで申し訳なかった」と。
そして「9・11のときはどこでニュースを聞いた?」という話になって、その後の世界が不寛容になっていくのが心配だ、という話になりました。
また「日本の津波のときは、あなたのことが本当に心配だった。でも、すぐに無事を知らせてくれたので嬉しかったわ。村の人たちも、その後数週間は日本の津波のことばかり気にかけていたのよ」とも。
そういう話しているうちに、私たちが好きな音楽の話になりました。昔懐かしい曲の話でも盛り上がりました。カールさんが、たくさんのCDコレクションの中から、何枚かお勧めのCDを聞かせてくださいました。どの曲もメロディーが美しく、アレンジが素晴らしかった。
ケティーさんとカールさんの息子さんのアランさん(仮名)も音楽が好きで、アマチュアバンドでギターを弾いていらっしゃいます。少し前に、美容師の女性を新しいリードボーカルに迎えたそうなんですが「彼女は歌は上手いけど、美容師としての腕は最悪なの!」と面白おかしく語るケティーさんに大笑いしました。
ケティーさんの長年のお気に入りのデンマークのシンガーがヨードゥル・ビューワさん。私もヨードゥルさんのCDやテープを送っていただいたことがあります。その話はこのブログでも取り上げています。ただ、その数年前に脳腫瘍で亡くなっておられました。「明日は彼の記念館に連れて行ってあげるよ。彼の音楽を思い出してくれると嬉しい」と言われました。その話は次の記事で書きますね。
話は尽きませんでしたが、夜も更けてきました…
それにしても、日本の地方に住む私とデンマークの小さな村に住むケティーさん、どちらも世界にかかわるような特別な仕事をしていたわけでもなく、二人とも、ただ「ちょっとした交流」がしたくて、海外にペンパルを求めたのが出会いのきっかけでした。不思議な縁です。
明日の予定もあるので、ひとまず「別宅」に引き上げさせていただきました。
夜が更けても、完全に暗くはなりません。
外を見ると、馬が散歩していました。
あとで訊いたら、隣家の馬なのだそうです。その隣家には数日後にお世話になることになります。
To be continued
次の記事はこちら↓↓
デンマークへ 2016年7月 ④
デンマークへ 2016年7月 ⑤
デンマークへ 2016年7月 ⑥
デンマークへ 2016年7月 ⑦
デンマークへ 2016年7月 ⑧
デンマークへ 2016年7月 ⑨
デンマークへ 2016年7月 ⑩終