デンマークへ 2016年7月①
デンマークへ 2016年7月②
デンマークへ 2016年7月③
さて、ケティーさんの家での一夜が明け、朝食をいただきました。
当たり前ですが、チーズが美味しい。チーズスライサーなどは普段は使わないんで、最初は手元もおぼつかなかったんですが、ケティーさんのお宅にいるうちに、かなり上達しましたよ。
今日はドライブに連れて行っていただけるという事で楽しみ!
今日はドライブに連れて行っていただけるという事で楽しみ!
とりあえず、もう一度地図で確認。地図で赤い印がついている場所がケティーさんが住む村です。
★空が大きい
ケティーさんとカールさんが「ドライブでよく訪れる近場から案内しましょう」と言われ、カールさんは「そういえば、今年になってから一度もシカを観ていない。今日、見ることができるといいのだが」といそいそと双眼鏡を準備して車に乗り込まれました。
私はといえば…動物と出会えることも楽しみだけど、何よりも、このどこまでも平らな地形が珍しくて仕方がありません(笑)
空ってこんなに大きかったっけ!
雲はこのように流れていくのか!
草木はこのようにして地を被っているのか!
珍しそうに外の景色を眺めている私に、ケティーさんは、ちょっと不思議そうな顔で「ノルウェーへ行けば、山も見ることができるわ」と言われました…「いえいえ、山ならしょっちゅう見てるんですよ(笑)」
美しきユトランド半島、一生忘れることはないと思います。
★人気シンガーを偲んで
途中下車しながらも、南西へ20キロ余り車を走らせ、アーデンという町に着きました。
ここには、ケティーさんが大好きだったデンマークの人気シンガー、ヨードゥル・ビューワさんのミュージアムがあります。
ヨードゥルさんは、2004年に病気のために他界しておられますが、デンマークでのレコード/CDセールスは200万枚を超えるという国民的歌手でもあります。デンマークの総人口は570万人余り。ヨードゥルさんの曲のほとんどはデンマーク語で歌われているそうですから、このセールスは驚異的ですね。
こちらの記事もご覧ください。
私も、かつてケティーさんからテープやCDを送ってもらい、そのうちにヨードゥル・ビューワさんご本人のサインも送ってもらい、私が直接お礼の手紙を出すと、丁寧なお返事をいただき…ついにはデンマークのラジオ放送で「日本にも僕のファンがいるんだよ!」と誇らしげにおっしゃっていたという…私にとっても思い出深い方です。まさか、こうやってミュージアムを訪れる日が来るなんて…人生は素敵だ。
生前はテネシー州のナッシュビルでも精力的にレコーディングをされたというヨードゥルさんを偲ぶ品の数々…
ミュージアムの案内係の男性がギターを弾きながら数曲歌ってくださいました。休日には多くのファンが訪れて、ライブを行っているそうです。
こういう風に集まる場所があるっていいですね。
★まさかの…森で迷子!!
さて、ヨードゥル・ビューワさんのミュージアムから遠くない場所に、デンマークで2番目に大きい森があります。800ヘクタールあるそうです。(東京ドーム何個分??よくわからないけど…笑)Rold Skovと呼ばれる森で…skovはforestという意味のデンマーク語。
ここで、私とケティーさんは車から降りて、反対側の森の出口でカールさんが車で待っていてくださることになりました。
夏になると様々なイベントも行われるという場所。コロナ禍の今年はどうだったでしょうか?
写真はあまり撮っていませんが(歩くのに集中してた)澄んだ小川が流れ、小動物が顔を出し、木々の緑も美しい。
★空が大きい
ケティーさんとカールさんが「ドライブでよく訪れる近場から案内しましょう」と言われ、カールさんは「そういえば、今年になってから一度もシカを観ていない。今日、見ることができるといいのだが」といそいそと双眼鏡を準備して車に乗り込まれました。
私はといえば…動物と出会えることも楽しみだけど、何よりも、このどこまでも平らな地形が珍しくて仕方がありません(笑)
空ってこんなに大きかったっけ!
雲はこのように流れていくのか!
草木はこのようにして地を被っているのか!
珍しそうに外の景色を眺めている私に、ケティーさんは、ちょっと不思議そうな顔で「ノルウェーへ行けば、山も見ることができるわ」と言われました…「いえいえ、山ならしょっちゅう見てるんですよ(笑)」
美しきユトランド半島、一生忘れることはないと思います。
★人気シンガーを偲んで
途中下車しながらも、南西へ20キロ余り車を走らせ、アーデンという町に着きました。
ここには、ケティーさんが大好きだったデンマークの人気シンガー、ヨードゥル・ビューワさんのミュージアムがあります。
ヨードゥルさんは、2004年に病気のために他界しておられますが、デンマークでのレコード/CDセールスは200万枚を超えるという国民的歌手でもあります。デンマークの総人口は570万人余り。ヨードゥルさんの曲のほとんどはデンマーク語で歌われているそうですから、このセールスは驚異的ですね。
こちらの記事もご覧ください。
私も、かつてケティーさんからテープやCDを送ってもらい、そのうちにヨードゥル・ビューワさんご本人のサインも送ってもらい、私が直接お礼の手紙を出すと、丁寧なお返事をいただき…ついにはデンマークのラジオ放送で「日本にも僕のファンがいるんだよ!」と誇らしげにおっしゃっていたという…私にとっても思い出深い方です。まさか、こうやってミュージアムを訪れる日が来るなんて…人生は素敵だ。
生前はテネシー州のナッシュビルでも精力的にレコーディングをされたというヨードゥルさんを偲ぶ品の数々…
ミュージアムの案内係の男性がギターを弾きながら数曲歌ってくださいました。休日には多くのファンが訪れて、ライブを行っているそうです。
こういう風に集まる場所があるっていいですね。
★まさかの…森で迷子!!
さて、ヨードゥル・ビューワさんのミュージアムから遠くない場所に、デンマークで2番目に大きい森があります。800ヘクタールあるそうです。(東京ドーム何個分??よくわからないけど…笑)Rold Skovと呼ばれる森で…skovはforestという意味のデンマーク語。
ここで、私とケティーさんは車から降りて、反対側の森の出口でカールさんが車で待っていてくださることになりました。
夏になると様々なイベントも行われるという場所。コロナ禍の今年はどうだったでしょうか?
写真はあまり撮っていませんが(歩くのに集中してた)澄んだ小川が流れ、小動物が顔を出し、木々の緑も美しい。
(植生に詳しい方であれば、さらに踏み込んだ視点からのレポートもできるでしょうが、私はこのくらいでお許しを…)
ところが、だんだんケティーさんの顔が険しくなってくるではありませんか!?「どうかしましたか?」と訊くと「道に迷ったみたい。もうカールの車のところに戻る時間なのに!地図の通りに歩いたのになぜかしら?!」と、だんだんその表情に焦りが見えてきました。
私はというと…
「ここにはクマとかいるの?」
「いないわ、シカやキツネはいるけど」
「それなら安心です」(?)
…と、なんか気持ちに余裕が…30分余り森を彷徨ったんですが、なぜか「こんな平たい土地で遭難するはずがない」と思い込んでしまって、見事に危機感ゼロだったと思います。
今思うと、平たかろうが、山あいであろうが、自然の中で道に迷えば、やはり危険が付きまといます。「平たいから大丈夫」なんて…いくらデンマーク、ユトランド半島の自然に魅せられたからといっても、たいへんな誤解をしていたと思いますね(苦笑)
その後、ケティーさんが他のハイカーに方角を訊いてくださって、無事にカールさんのところへたどり着くことができました。
なかなかエキサイティングな一日でした!
To be continued
次の記事はこちら↓↓
デンマークへ 2016年7月 ⑤
デンマークへ 2016年7月 ⑥
デンマークへ 2016年7月 ⑦
デンマークへ 2016年7月 ⑧
デンマークへ 2016年7月 ⑨
デンマークへ 2016年7月 ⑩終