映画JERSEY BOYSの撮影は順調に進んでいるようです。
クリント・イーストウッド監督というのは、決められた期限内で、決められた予算の範囲内で、きちっと撮る人なのだそうで、今回もおおかたの予想通りのようです。(トップの写真には、イーウトウッドが写ってます)
今、撮影が行われているのは、ロサンゼルスのダウンタウンですが、ファンからは「なぜ、ニュージャージーで撮らないの?」という声も上がっています。いろんな条件を考えてのLAでの撮影なんでしょうが、いずれは、ニューアーク近くの埋め立て地とか、夕闇に浮かぶ工場地帯とか、あのあたりの絵はご当地で撮ってくれることを期待してます。
まず、新たな情報としては、ブロードウェイにワクスマンその他役で出ているマイルス・オーブリーがチャーリー・カレロ役で出演します。
マイルスはファースト・ナショナルツアーからのメンバーで、その後ブロードウェイに。かつては、ニック・マッシ役のアンダーもやっていました。(現ブロードウェイでは、彼はニックのアンダーは彼ではないもよう)彼のニックもなかなか良かったですよ。アンサンブルではありますが、その端正なルックスは舞台でも目を引きますし、銀幕映えもよいことでしょう。私も、マイルス君に奥さんがいると知ったときは、ちょっと胸が痛みましたしね(ハハハ)
マイルス・オーブリーに関することで私がもっとも印象に残っているのは、NYに住んでおられたJBファンのYさんと、発達障害がある息子さんのMさんのことを、いつも気にかけてくれていたのがマイルスと彼の奥さんだった、という話ですね。Mさんも映画館でマイルスに再会できることを喜ばれることでしょう。
そして、ジョー・ロング役にはラスベガスでボブ・ゴーディを役をしていたロブ・マーネル。
JERSEY BOYSは、主にフォーシーズンズのオリジナルメンバーの話なので、ジョー・ロングとチャーリー・カレロは、ほぼ「名前だけの出演みたいなものなのですが、その後のグループとのかかわりは大きかった2人でありますし、2人のファンは、映画ではもう少し描かれることを望んでいます。
先日、ニュージャージーを案内してくださったオードリーさんは、ジョー・ロングとは何度も会って話をしたことがあるそうで「とにかく暖かい人柄で、誰からも好かれている人。困っている人がいたら、必ず力になってあげようとする人」とその印象を語っておられました。ロブ・マーネルも、人柄の良さが表面に出ているような雰囲気があって、イメージが重なりますね。
また、フランキーの最初の妻メリー・デルガードには、現ブロードウェイで同じ役のレネー・マリノ。
この人のマリーは前回見ましたが、ふくよかな低い声が印象的で、ビジュアル的にもぴったりくる人でした。
また、ブロードウェイのオープン当初からのジップ・デカルロ役、ワタクシ的には「もうお馴染み」と言ってもいいマーク・ロティトが、ボブ・ゴーディオの父親役で出演します。この役は舞台では出てこないのですが、映画では、リアルに、息子に「専門学校へ通いなさい!」としつこく言うんでしょう。
こうやって面子を見ていて、チラッと思ったのですが…フォーシーズンズ関係の役は「自ら楽器を演奏できる」俳優が選ばれたのでは?ボブ・ゴーディオ役のエリック・バーゲンもキーボード奏者であるはずです。
…ここで、ちょっと「文句」を(!)
そのボブ・ゴーディオ役のErich Bergenなのですが、彼は、マンハッタン生まれでマンハッタン育ちの生粋のニューヨーカーで、アメリカのショービジネスで活躍している人であり、インタビューなどでも自分の名前を「エリック・バーゲン」と発音しているんですがね…それを「エーリヒ・ベルゲン」と表記している日本のニュースサイトは、何を考えているんでしょうか??(まぁ、この話はこれで終了)
で、話は戻りますが…JERSEY BOYSというのは、ご存知のとおり、オリジナルメンバーン4人の後ろ姿のアートワークがお馴染みであるうえに、テレビやイベントなどでパフォーマンスするときも、4人並んで歌うことが多いので、ミュージカルの中でも「歌って踊るコーラスグループ」として描かれているのでは?…と思っている人もいらっしゃるようですね。(今後のわたくしは、文句ばかり言わずに{+萌え話ばかりせずに}JBを正しく理解していただけるように努めねば…と思っているのです)…でも、実際には「バンド形式」で歌う場面のほうが多いのですよ。ただ、舞台以外では、バンド形式のパフォーマンスはやりにくいのでしょう。
実際、俳優のオーディションにおいても、それぞれの役柄にさまざまな条件が課せられていますが「楽器の演奏」については、必要条件ではありません。「演奏ができれば、なお良い」と記されているだけです。楽器を演奏するシーンでは、実際には楽器からは音は出ていないのではないのでしょうか。基本、音は、舞台裏にいるミュージシャンたちが演奏しています。(ただ、マリーと初デートをするピザ店での、ウェイターのマンドリン演奏は、本当に音を出しているのでは?)(俳優によっては、舞台の楽器の音を使っている場合もある、と聞いたことはあるけれど。熱心なファンの人たちにも、はっきりとは分からない部分ではある)
そして、もちろん、舞台裏の演奏はコンダクターが仕切っていて、コンダクターの合図はモニター画面で舞台の俳優たちに見えています。(メザニン席の下方にモニターがあります。気づいている観客は少ないとは思う)とにかく、おなじみのヒットナンバーから、ちょっとした効果音まで、音作りは非常に緻密です。で、前出のエリック・バーゲンは、Cry for Meのピアノを自分で弾いていたんだそうです。
映画となれば、演奏の手元のアップなどもありましょうし(たぶん)、自ら演奏できる役者であればより説得力のある見せかたができるでしょう。
とまあ、映画の情報も続々ではありますが、
ここで、私の「新たな心配」は
この映画
大都市はともかく
地方都市で公開されるんだろうか???
ってことですかね(…)
舞台のおなじみの俳優たちを、銀幕上で見ることができるのは嬉しいけれど…うちの地元じゃRENTだってROCK OF AGESだって公開されなかったんです~
まず、アメリカで、どれだけのスケールでの公開になるかも分かっていないのですけど…なんか~アメリカで公開されたら、アメリカまで映画を観に行く気がします(!)地元は…どうでもいいか(笑)
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Elaine's
みつ
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