Love Grows(Where My Rosemary Goes)

バレンタイン・デーが近づくと、「あなたの好きなラブソングは？」なんて話題で賑やかになります。ざっとネット上を眺めただけでも、Broadwayのスターたちの選ぶromantic songs（こちら）やBilly Joelの選ぶlove songs（こちら）とか…
私の嗜好が、かなり激しく反映されてますが…


で、バレンタインにぴったりなラブソングは？…で思い出すのは

Love Grows(Where My Rosemary Goes)
邦題は「恋のほのお」
Edison Lighthouse(エジソンライトハウス)の70年ごろのヒット曲です。このCD（Tony BurrowsのCDとしてリリースされているものなのですが）輸入盤です。国内盤で、この曲は聴けるのかな？

エジソンライトハウスというのは、Tony Burrows（トニー・バロウズ）が中心になって結成されたスタジオ・ミュージシャン・グループで、このTony氏は68年から74年にかけて、約20のグループで活躍し、「11回も一発屋になった（！）」という「偉業」（ええ、私には偉業ですよ、これは！）を成し遂げた人です。

この「恋のほのお」は、私と同世代の人ならメロディーを耳にすれば「ああーー」とピンと来ると思いますよ。ゴキゲンな（死語？）ストリングスをふんだんに使った、明るくハッピーな曲です。このCDには、他にもEvery Little Moves She Makesや、ソロでもヒットしたMelanie Makes Me Smileなども入っています。「恋のハプニング」という邦題でヒットしたWhat’s Happeningは、何故か、入っていません。

日本でも「バレンタインデー・キッス」という国生さゆりのボーカルも痛々しい名曲がありますが、こういう、いわゆるバブルガム・サウンドってバレンタイン・デーに合っている気がするんですけどね。春の息吹も感じますし…。

「恋のほのお」は、僅か50分で出来上がった曲なのだそうです。Tonyのプロデューサーであり、ソングライターでもあったTony Macaulay（彼は「笑ってローズマリーちゃん」などを作った人でもあります…そういや、この曲も「ローズマリー」という女の子の歌だよ…特別な意味があるのか??でも、単に語呂がよかっただけって可能性のほうが高いかな…）が仲間のBarry Masonのアパートで「できうる限り一番キャッチーなメロディー」をギターを弾きながら造り、そして、明るいハッピーな歌詞が自然についたいう…。外出の予定があったんで、急いで仕上げたそうですよ。でも、「これはナンバーワン・ヒットになる！」という予感はあったそうです。

「恋のほのお」は初登場から2週目でチャート1位に躍り出、その後5週間、一位をキープしました。全米では5位まで上がりました。日本でも、かなりヒットしましたよね？


あと、First ClassというグループでヒットさせたBeach Babyもお馴染みの曲ですよ。私としては、Tony BurrowsのソロでヒットしたMelanie Makes Me Smile(いとしのメラニー）も当時、かなりお気に入りだったんですが、今聴くと…今ひとつ盛り上がりに欠けるような、アレンジが今イチなような…でも、懐かしくて、聴くだけで幸せを感じる曲であるには違いありません♪

バブルガム・ソングを侮るなかれ…

バブルガム・ソングっていうのは、風船ガムを噛みながら、お気楽に楽しめる曲だから、そう呼ばれていた。
でも、バブルガム・ソングって人間の聴覚のツボをしっかり心得ていて、とびっきり心地よいメロディーを作る、究極の職人芸だと思いますよ。

さぁ、みんなでハッピーになりましょう～

I'm a lucky fella
And I've just got to tell her
That I love her endlessly
Because Love grows where my Rosemary goes
And nobody knows like me