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And This Is Not Elf Land

SHINE A LIGHT



2006年秋、NYアッパーウエストにあるビーコン・シアターで行われたローリング・ストーンズのライブをマーティン・スコセッシが撮った映画『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』

キャーーーッ!!!
と何度も叫びそうになった…これ最高!!!!

そう言えば、このブログでストーンズは取り上げたことはなかったですね…

昔から、ビートルズよりもストーンズの方が好きでした。それは、ストーンズの方が「感覚に訴えてくるもの」が大きかったからでしょう。今も昔も、こういう傾向は変わらないのですよ。

で、一番良く聴いていたのは『スティッキー・フィンガーズ』『メインストリートのならず者』あたり。(「何年の」アルバムか言わないのがミソ…ふふふ~…しかし、無駄な抵抗かもだ。だって4シーズンズだってリアルで知っているのがバレバレなのに~)次の『山羊の頭のスープ』は当時最も注目を集めていたレゲエの影響がみられるものでしたが、なんか私的には「小難しくて」特に真剣に聴くという感じではなくなったけれど、しかしながら、何せ彼らは昔も今もロックバンドの雄でしたからね…「真剣に」聴いていなくても、あっちからどんどん情報が入ってくるのが彼らでしたよ。これは今も変わりませんが~

かつて、日本がどんどん豊かな国になって、世界第2の経済大国になったと言われても「フン、どんなに経済で世界のトップになっても…ローリング・ストーンズが来ない国なんて~」なんて思っていたものでした(遠い目)(しかし、ある意味凄い発想だ)

80年代後半に、まずミック・ジャガーがティナ・ターナーとのジョイントライブで単独で来日し、その数年後にファン待望の初来日が実現したのでしたよね。あのときは本当に観に行きたかったんですが、ちょっと無理な状況でした。その後もコンスタントに来日しているようですが、彼らが来日する時期は私が忙しい時ばかりで…そのうちに、私の方も一時ほど「ローリング・ストーンズ生で観たい!!!!」とは思わなくなってきました。

映像はたくさんありますが、私はブライアン・ジョーンズがなくなった後にハイド・パークで行われたライブが一番好きでした。ン十年前に見た『ギミー・シェルター』は何か今一つだった(←っていうか、殆ど記憶に残っていないよ)

で、今回のこれ…もう最高!!!!

2時間以上ある映画なのにもかかわらず「え~~、もう終わり!?」と思ってしまった(!)
「だって、さっき If you start me UP~ってやったところじゃないの!?」

まず、この映画、最初はスコセッシとストーンズの「天才だから許される我儘」のぶつかり合いから始まります。しかし、一旦ライブが始まって、二組の才能がぶつかり合えば、それはもう~パフォーマーのちょっとした表情も見逃さない奇跡のようなショットの連続!

まず、「ラヴィング・カップ」(懐かしいよ!)で共演する若手のジャック・ホワイト。まず彼の、曲に入る前のチラチラと落ち着かない目線を追います。共演の最中は、ミックとの距離の取り方を試行錯誤しているジャックの表情を見逃しません。そして、共演が終わった後の何とも言えない安堵と感動の表情もしっかり映し出すのです。

凄すぎる…
バカでかいスタジアム・ライブの収録では不可能であろう絵が次々と見せられるではありませんか!

NYのキャパが2800という劇場がいいんだよね…彼らのサウンドの原点のブルースへのこだわりを「これでもか!」と見せてくれる前半。バディ・リッチとのジョイントで聴かせる「シャンペン&リーファー」、ハーモニカを演奏しているミックが「挑むような」目つきをしていますよ。そして、この共演が終わった後、無表情なチャーリー・ワッツがかすかに微笑むのです。このシーンを見て、オバサンは泣きそうになりました。そして、日ごろからブルースを聴き慣れているNYのオーディエンスも素晴らしいのです!

やっぱ、「本物の魅力に触れたければNYヘ行け!!」…ってことなのね~

あと、途中キースのソロの曲の部分があって、正直「ここでキースのソロを聴かされるのも辛いもんがあるな(ファンの方スイマセン)」と思っていたら、そこは過去のインタビュー映像を交えて巧みに処理(?)されていました。こういう所は「上手いな~」と思いましたね。

まだまだ書きたいことはあるんですが、またあらためて!

この映画、あと数回は観たいんですが、時間帯も合わないし難しいかな…
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