図186 祇園中村楼
2010年04月04日(日)
3月は祇園中村楼で食事をしようと4人が集まりました。昼懐石にしました。これからも食べ歩く料亭は、日本料理では一流の店です。日本料理は、食材や、味、器、もてなしの雰囲気など、いろいろなところで伝統を感じます。がっかりした事は一度もありません。正直にいって、味が良かったとかではありません。さて、食事のあとで、四条の老舗喫茶に行きたかったのですが、岡崎を散策することになりました。そのかわりUCCの阿蘭陀コーヒーという店に入り、熱いコーヒーを頼みました。ここは平安神宮のそばで疎水に沿ってツタの葉が茂るレンガの壁の店で以前から行ってみたかったのですが、車が止められず、歩いていく機会もなく素通りしていた店です。UCCなのでしっかりした味で、熱いカップに熱いコーヒーがでてきました。
そのあと無隣庵に行き山縣 有朋の別荘と庭を見ました。この別荘でロシヤとの戦争を決定した会議をしたそうです。中村楼は老舗だけあり、枯山水の庭を見ながら食事ができます。この日は少し寒いのに朝から舞妓さんの服を着た観光客や桜見物の人、結婚式のお嫁さんなどを見ることが出来ました。円山公園のしだれ桜は枝が刈り込まれて桜の花が少ない。
知恩院の大クスの木の下を抜けて、白川疎水に向かいました。京都はクスの大木が多くあります。ここの木は500年ですが、今熊野神社は800年だそうですが、いずれも大きさに圧倒されます。
疎水沿いに散策しました。三条までタクシーで戻り先斗町を散策したあと、祇園石段下までもどり、鍵善良房に、くずきりを食べに行った。黒蜜と葛の不思議な食感は、何にたとえるべきだろうか。祇園は歌舞練場も京舞の季節です。