いち・に・山歩!! 

街・山、名所・イベント等、様々な場所に出没!
『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

華やかな廃墟  ~長興山紹太寺の枝垂桜 2018.4.1(日)

2018-04-01 22:52:29 | 街・観光地編2018

 有名な枝垂桜の古木。
長年見てみたいと思っていましたが、漸く行く事が出来ました。

 箱根登山鉄道入生田(いりゅうだ)駅で下車。
昨年の東海道歩きで、この直ぐ近くを歩いています。

 小田原市から箱根町へ。 
看板の先のお蕎麦屋さんで昼食にしました。
他に昼食に良さそうなお店が無い・・・。

 ユキさんは天ざるを注文。

 私は三食せいろだったかな?
こしが強いお蕎麦でした。
少々値段が高めで、「観光地だからなぁ~」、「他にお店は無かったし」と思ったのだけれど、美味しかったし、旬の物をとか、様々なメニューや変わり種の物を・・・と頑張っている感じが見え、良いお店でした。

 長興山紹太寺は、昨年の東海道歩きで訪れているのですが、奥の方には行っていないんだよね。
黄檗宗の寺院で、大伽藍を有したお寺だったそうですが、安政年間の火災で焼失。
現在は小さいお寺で、かつての塔頭寺院の場所が紹太寺になっています。
 かつてのお寺の階段やら門の跡やら何やらが山中広く点在しています。
写真の荒れ放題の階段もかつての紹太寺の通路。
階段の上に伽藍が並んでいたと言う事なので、当時は多くの僧や参拝者が毎日此処を行き来していたのでしょう。

 階段の上に有る橋は透天橋。
稲葉美濃守正則の重臣、田辺権太夫夫妻が寄進したと言われています。
橋の下は放生池で、かつてはもっと広く、近くの石牛沢から水を引いていたとの事。
現在は水の無く、草が生い茂っています。

 かつて主要伽藍が立ち並んでいた場所。
現在は畑と荒れ果てた畑跡の草地になっています。
往時はどの様な景色だったのかな?

 畑の先に階段が有り、その先は小田原藩主であった稲葉家の墓所と春日局の墓所が有ります。
数年前の暴風雨で木が墓地に倒れ込み、立ち入り禁止になっていましたが、昨年、
ボランティアの方々によって倒木が撤去され、再び立ち入る事が可能になりました。
 
 斜視の句の枝垂桜が「長興山のシダレザクラ」で、神奈川名木100選、小田原市天然記念物に指定されています。
樹齢330年以上と案内看板には記されていました。

 桜の前はベンチが設置され、お茶屋さんが営業していました。
コーヒー等の飲み物や団子等の軽食、農産物が販売されていました。

 現在の紹太寺。
山に大伽藍が並び、麓に塔頭寺院を持ち、多くの僧が修行をし・・・。
昔の姿を見たかったなぁ~。

 隣接する入生田の山神神社へ。
昨年は、坂下の東海道に戻り、階段を登って、山神神社へ参拝しましたが、紹太寺と山神神社が繋がっていた事を今回知りました。

 山神神社の拝殿。

 拝殿の彫刻。
烏天狗と・・・どの様な場面なのかな?
 シダレザクラは、近年元気が無いと言う話だったので、「目に焼き付けておきたい」と言う気持ちが有りました。
幸い元気に咲いている様に見えましたが、どうなのだろう?



最新の画像もっと見る

コメントを投稿