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「高校まで私立」学習費過去最高の1976万円

2024-12-26 16:28:46 | 日記
本日の日経新聞記事です。
「2023年度文部科学省の調査によると幼稚園から高校まで私立に通った
場合授業料や学習塾といった学習費の総額は一人当たり過去最高の1976
万円だった。2014年度調査から206万円増加した。
またすべて公立の場合も過去最高の596万円だった。
文科省は物価上昇で通学や学習に必要なものの費用が上がったことが一因
とみられるとしている」

この発表は高校までですから、これに大学4年間の費用、私立文系でも
約500万円位かかるでしょうから「幼稚園から大学まで私立」の場合は
総額で約2500万円、「高校まで公立 大学私立」の場合でも約1100万円
これに大学下宿する場合やはり4年間で約500万円(10万円/月×48か月)
かかるとすると「すべて私立」は3000万円、「大学のみ私立」1600万円
ということになります。
以前経済評論家の森永卓郎氏が「子供一人当たりの教育費は2000万円
かかるからマンション1軒分必要」と著書で述べられていましたが、
正にそれに近い実態です。
(もっとも今やマンション価格の方は2000万円をはるかに超えて
いますが)
文科省の調査では塾代や習い事の費用も含まれていますが、今の子供
はこれに含まれない費用、例えばスマホ代やコンタクト代、ゲーム、
衣服、美容関係など私の子供時代には全くなかった生活関連費用も
発生します。
もちろん子供に罪はないし、私自身二人の子供を育てた経験もあります
から子供を産み、育てるということはお金に換えられない大切な幸せで
あることは理解しています。
ただ、失われたこの30年のデフレ期間にあらゆるものの価格が下がって
きた中で、子供の教育費だけは上がってきたという実態をきちんと把握
した上で家計運営しなければ後々思わぬ負担増に苦しむことになります。





日本の一人当たり名目GDP38か国中 22位に

2024-12-26 16:18:28 | 日記
12/24日経記事です。
「内閣府が23日発表した2023年の一人当たり名目GDPは3万3,849ドルで韓国に抜かれ、OECD加盟国38カ国中22位となった。
1980年以降最も低い順位となり、G7主要7カ国でもイタリアを下回り2年連続で最下位だった。
円安に加え、労働生産性の低さや高齢化による成長力低下が足かせになったとしている。」

国際比較ではドルベースとなるため直近の円安が日本にとっては大きく影響しますし、GDPの数字にそれ程こだわる必要はないのかもしれません。
しかし為替も考えれば国力を示すひとつの指標と言えますし、何よりGDP総額はともかく一人当たり額が低下しているということは国民一人一人の経済力が落ちていることに他なりません。
GDPの数字がどうあれ私たちの暮らしが豊かで幸せであれば構わないと思うのですが、最近の格差社会問題、年金問題、子供貧困問題を考えると今回の発表は日本の現実を如実に表しているように思います。