山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

久々にトンテンカン

2009-09-26 08:45:52 | Weblog
長いこと放置しておった(汗)
更新もまた久々。鍛冶屋をしたのも久々。
今回は、5~6ミリ径の丸鋼をそのまま
鍛接もせず丸鍛えしてペーパーナイフにしてみた。
作業は9月シルバーウィーク中と言いたいところだが、
打ち鍛えたのはその前の週。
緊張するのが焼き入れ。
砥の粉と松炭の粉と粘土の粉にレンガを粉末にしたものを
水で溶いて、そのままドブ浸けして乾燥させ、焼き入れを
した。温度がすべて同一になったところで、死に水(汲み置いて
そのまんま何ヶ月もほったらかしている水をさす)につけると
日本刀のように峰側に反るかと思ったが反りもせず、左右に歪みもせず
そのまま焼きが入った。
 焼き入れのポイントは、いつも思うが、温度が重要。
 水はどうかって?これは、もう放置してボウフラが浮いているような
水が良い。最低でも1晩置いた水。
 今度するときは、S45CとボーラーK990かSK3を組み合わせた
積層材にしようかな。これの焼き入れ今まで何回もしくじっている。