近況はこんな感情

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石見神楽のココがすごい2

2014年10月13日 18時15分43秒 | 枕電子計算機
▽これからはジャンルに分けて演目の紹介を。

第一回目は「石見神楽 三大定番演目」。


勝手に番付をしまして、これがなければ神楽じゃないよね!という演目をご紹介。


▽三大定番演目1 「八幡(はちまん)」



宇佐神宮の八幡神とされる八幡麻呂が、人々に害をなす第六天の悪魔王を弓矢でもって退治するという内容。

鬼は登場の時煙をまとわせながら登場します。

夢の無い言い方をすると発煙筒を使っているのですが、

鬼がまとっている妖気を表現するのにぴったりです。


▽三大定番演目2 「塵輪(じんりん)」



写真を撮り忘れていたので拾い物画像を。

第14代天皇、仲哀天皇の塵輪征伐を神楽化したもの。

二人の神と二体の鬼が戦うのがうちの地域でよく見るパターン。

決戦前の口上が鬼の二人も神の二人もぴったりそろっていて、かっこいいなぁと思わせます。

ちなみにここで使われる煙はこの鬼たちが黒雲に乗って現れるということを表現していると解釈中です。


▽三大定番演目3 「鍾馗(しょうき)」



唐の玄宗皇帝を病に苦しめる疫神を、鍾馗が退治するという物語。

鍾馗が左手に持っているのは茅の輪(かや,わらでつくった輪)。

社中(神楽を舞う団体のこと)の中で一番上手な人が舞う、という風に父親から教わりました。

石見神楽は対戦シーンが非常に激しいので、舞の途中でお面を取ることが多かったりするのですが、この舞では終始神様もお面を取りません。



▽以上が自分内三大定番演目。

昔はどこの社中もやっているオリジナリティの無いものだなぁと思ったりしていたのですが、

今はだからこそその社中の色が見えてきて非常に面白いものだと感じるようになりました。

大人になったなぁ。


つづく

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