執着心の終着点

　そういえば昨日駅からの帰り道

急にめっちゃトイレに行きたくなったけど

コンビニ通りすぎちゃったから

走って家に帰った。

折り畳み傘をたたむ時間も惜しむくらいに危機的状況だったから

とりあえず玄関前に広げて置いといた。

トイレには

間に合った。

その安心感ですっかり外に傘置いてること忘れてた。

つまりはそれだけ切羽詰まった状況から解放されたってことを意味してんだけど。


思い出したのが今日の14時前。

家を出る時になって。


そこで思ったのが

ついに傘が一本もなくなってしまった。

ということ。


前の二本は誰かに取られてしまったから

腹は立つけど諦めた。

けど今回は完全に自分の不注意。

この機にいいの買おう。



そう思って玄関あけると

あった。

青い折り畳み傘が。

昨日の場所に昨日の状態で。


俺が部屋から出てくるのを待っててくれていた。

泣ける。


もう、この傘は手放さない。

若干穴空いてて雨がしみ込んでくるけど

気にしない。

小さいから、雨脚が強い時は

かばんを守るか服を守るかという二者択一を迫られるけど

気にしない。

最近穴が広がってきたのか

本降りの時は傘の中でも小雨が降るようになったけど

気にしない。


こいつが俺を裏切るまで

俺はこいつを裏切らない。






　駅に自転車をとりに行くのが面倒くさい。




　お誕生日おめでとうございます。

メールさえしなくてごめんなさい。

もうちょっと待ってください。



以下コメレス
maxな。傘さしは危ないよな。