ん。ああ！

　先週の土曜日の話。

つまり

ブックオフに文庫本ジャケ買いの旅に出る前日の話。


　夜9時くらいから

運動公園辺りを走った。

一人で。

いつもは一人じゃ寂しいから

だいたい誰か誘って走るんだけど

その日は何となく一人で走りたくなったから

一人で走ってみた。


ペースは自分で作れる。

コースも自分で選べる。

この前のぞむくんと一緒に走ったときに

「くわちゃん一定のペース保ててるなー」

って言われたんで

多分今回も一定のペースで走ってた。

一週目は。



二週目は

飛ばしてみた。

何かから解放されたくて

飛ばしてみた。

半周位したところで

膝から

コキュッ

っていう

なんだか聞きなれない音がしたけど

構わず飛ばしてみた。



飛ばすって言っても高が知れてるんだけど

それでもまぁ、自分なりに、

息がだいぶあがるくらいには飛ばしてみた。


出来れば走ること以外は何も考えられないような状態になればよかったんだけど

そこまではならんかった。

走ってて気持ちよくもならんかった。

ランナーズ・ハイにはならんかった。

ランナーズ・ハイになるほど

俺は走りに打ち込めれてなかった。


どうやら俺は読書マラソナーにはなれても

本物のマラソナーにはなれそうにない。


最後の直線多分100メートルくらいを

自分なりの

疲れてるなりの

全力疾走で駆け抜けてみた。

そのあと

すっごいぜぇぜぇ言いながら

運動公園内を歩いて徘徊。


歩いてるうちに

さっきまで聞こえていた車の走る音が

急に遠くなって

やけに自分の呼吸の音だけが聞こえるようになった。

あぁ、もしかしたらこれはウォーカーズハイとでもいうべきものかもしれないと思った。

気分も高揚してたし。


途端、

車の走る音が大きくなった。

近くには青に変わったばかりの信号があった。


そこで、車の音が遠のいたのは

俺がウォーカーズ・ハイとでもいうべき状態になれたわけではなく

ただ単に走っている車の数が減っただけだったことに気づいた。


どうやら俺はあいさつウォーキンガーにはなれても

本物のウォーキンガーにはなれそうにない。



以下コメレス
towaieさん>>
「五神」は奉納神楽っていう各地区のお祭りで行われる神楽にだけ登場する演目です。例大祭とか。

夜神楽奉納で最終演目として舞われるもので、僕の地区の夜神楽奉納は21時から翌朝の6時までだったので五神はだいたい5時くらいからの開始でした。

神楽にあまり興味のない人はその時間まで残っていないですし、子供は寝ちゃってたりするので知名度がだいぶ低いです。

何かのイベントのついでに行われるいわゆる「客寄せ神楽」であったり、○○神楽大会とかっていう神楽の大きいイベントとかではほとんど舞われません。なによりやってる内容が難しいので。

なので、五神を見ようと思ったら地域（町単位の小さい規模）の神社や集会所で行われる例大祭の予定を探る必要がありますね。

例大祭なので秋にだいたい開かれるんですが、毎年8月くらいになるとどこかの物好きさんが毎週の例大祭の予定とそこで演舞をする社中をまとめたスケジュール帳をホームページに掲載してくれます。去年はそれを参考にして里帰りしました。どうしても神楽が見たくて。

双葉さん>>
そう、そういうオプションをつけて楽しむのもいいよね。