一日で辞めました

月曜日、現場事務所に新しくやってきた現場監督候補者について書きました。
翌日の昨日、事務所に行くと、その人の姿はありません。

たまたま、昨日は現場代理人が他の場所で一日中仕事をするため、その上の立場に
あたる監理技術者が、代わりに現場をみることになっていました。
その人とはまだ会うのは２回目で、ちょっととっつきにくい感じの人なので、
「昨日の人はどうしたんですか？」
といった余計なことは聞かないでおこうと思い、黙っていました。

が。
お昼前、社長の奥さんからその人に電話がかかってきて。
奥さんの声はすごく通りやすいので、会話の内容が丸聞こえ。

私が「なかなか見込みがありそうな人」と思っていた人は、驚いたことに、
一日で「ケツを割った」・・・つまり、「私には無理です」と、言ってきたそうです。

前日夕方、現場に来た監理技術者から
「忙しくなってきたら日曜日は休めない」
「残業しても残業代はつかない」
「２年のあいだに資格を取ってほしい」
など、無茶なことを言われたし、初日からいきなり帰宅が10時半になって、
こんな仕事は続かないと思うので、早いうちにやめさせてもらうことにしたとは彼の弁。

それは本当か、と、社長の奥さんに聞かれた監理技術者は、
絶対にそんな言い方はしていない、と。
まぁ、それに近いことを言ったかも知れませんが、それにしても、一日であっさり辞めるなんて、
びっくりです。

もうちょっと頑張ってみたら良かったのに。
彼を紹介したことになるハローワークと会社へ、お互いに悪い印象を与えかねないのに。
（つまり、ハローワークからは「ブラックな会社かも」と思われかねないし、
　会社からは「あんな役に立たない人を紹介するハローワーク」という印象を持ちかねないということ）

しかも、現場にはまったく連絡がなく、無断欠勤だったそうです。

監理技術者はけっこうきつい人のようで、社長の奥さんに
「そういう無断欠勤をするような人間は、職人としてもやっていけるわけがない」
と、怒気を含んだ口調で言っていましたが、その通りだと思います。

なんだかなぁ・・・。
私にとっても、とんだ見込み違いでした。