現場の母

2019-03-20 18:54:16 | 仕事
今通っている現場で二番手の人から、頼み事をされました。
「○○さん、ちょっとお願いがあるんですけど」
「ん?何?」
「作業ズボンの裾上げをしてほしいんですよ」
「オッケー!内職!ちまちま縫うわ!裁縫セット、家から持ってくる!」

しかし。あとで、気づきました。
私はいつも、ダンナの作業ズボンの裾上げは、アイロンで接着する
「裾上げテープ」を使っていることに。
ちまちま縫うより、この方が、はるかに早い。

なので、今日は、家から「裾上げテープ」の在庫品・裁ちばさみ・
スチームが出るコンパクトなアイロンを、通勤用リュックサックに入れて、現場へ。

「裾上げセット、持って来たよ!」
「おぉ、ちょっと待ってくださいね」
更衣室に入り、3本のズボンを差し出されました。
「仕上げは、どの長さ?」
「このへんです」
工事用チョークで目印をつけてもらい、隣の会議室にズボンを広げて、
余分な布は、裁ちばさみで、ジョキジョキ。

折り返して、「裾上げテープ」を水に軽く浸し、アイロンで、押さえる。
1時間くらいで、3本の裾上げ、完了。

「はい、できたよ~。完璧よ」
と渡すと、とても喜んでくれました。

「ダンナもゼネコンやから、こういう作業ズボンの裾上げには慣れてるねん」
と、ちょっとしたドヤ顔。

すごく仕事ができる真面目な27歳の男性なのですが、この一件で、独身だと
初めてわかりました。

奥さんがいたら、そちらに頼むもんね。
建築現場で働いていると、女性と知り合う機会があまりないし。

そう考えると、私のダンナは、たまたま、地元での事務員として雇われ、
3~4ヶ月働いていた私を、うまく捕まえたものだなぁと思います。(笑)

二番手の彼にとっては、もっと若い女性が来てくれたら良かったのになぁ・・・・
と思っているかも知れませんが。

あと、入社1年目のヒヨコちゃんから、A4サイズの紙を20枚ほど渡され、
ラミネートしたあと、四隅に穴を開け、「鳩目パンチ」でグィツとはさみ、
補強する仕事も頼まれて、手が痛い。

入社3年目の子からは、カタログを渡され、東京の資材会社に電話して
サイズを確認し、注文しました。

「お前、それぐらい自分でやらんかい!」
と、現場から戻ってきた二番手の人に怒られてましたけど。
「まぁ、ええやないですか、これくらい」

とりあえず、どんな雑用でもこなす「現場の母」として頑張ってます。

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