住民さんへの神対応

2017-09-29 18:03:09 | 仕事
今日の午後、イケ監は他現場の打ち合わせのため3時間ほど外出していました。

そういうときに限って、住民さんからの電話が2本。

そのうちの1本の電話は、イケ監しかわからない用件だったので、付箋にメモして
彼の机にペタッ。

もう1本は、年配の女性から。(というか、その公営住宅の住民さんは
ほんとんどが年配というか高齢なのですが)
「玄関のドアを塗り直してもらったあと、ドアがすごく開けにくくなって、
 両手であけないといけないほどなんです。
 それと、もう一つ、バルコニーのエアコン室外機を動かしたあと、
 位置が元に戻ってないので、パイプが排水口に届かなくて・・・」
という内容。
「わかりました、監督は外出してるのですが、職人さんに行ってもらいます」
と電話を切り、イケ監が作ってくれた「職長さんの携帯電話一覧表」を見て、
塗装工事を担当している班の職長さんに電話。
「申し訳ないけど、○○○号室に来てもらえませんか?私も行きますので」

部屋の外で待ち合わせ、事情を説明し、チャイムを押すと、先ほど電話を
かけてきたおばさまが出てきたので、まずはドアの具合を見せてもらいました。
「キィッー」という耳障りな音がします。
おばさまは、ペンキを塗ったあとからだと言っていたけれど、
どう見てもペンキは厚塗りなどしていないし。

職長さんは「これが原因やな」と、扉上部の金具を指さします。私も同意見。
「55がいるなぁ」とつぶやく職長さん。
「事務所にあると思うから、取ってきますね!」
「ほな、ワシは足場からバルコニーに行って室外機を動かすわ」
「はーい」

と、事務所に戻り、バールやレンチなどが入った道具箱の中から、
「KURE55-6」(金属用潤滑剤)を見つけ出し、再びその部屋へ。
チャイムを押しても応答がないので、バルコニー側へ回ってみると
(1階なので足場に出る必要がなかったのです)
職長さんが住民の方から指示を受け元の位置に室外機を戻している最中で、
終わった頃合いを見計らい、
「○○さーん!ありましたよー!」と、叫びました。
「ああ、そう」
「玄関側に回りまーす!」

そして、玄関ドアを開けてもらい、上部金具にスプレーしても、
耳障りな音は少しましになっただけ。

ドア横についている3つの金具にも、スプレーすると、見事に音が止まりました。
「ちょっと、開け閉めしてください」と住民の方にお願いすると、
「あら!すごい!軽くなったわ!」
とても喜んでくれて、嬉しかったです。
1971年に建てられた古い公営住宅だから、あちこちにガタがきてるんでしょうね。
たぶん、前から、ドアの調子は悪かったのだと思います。

駆けつけてくれた職長さんにお礼を言って、作業している場所に戻ってもらい、
事務所に戻りました。

たぶん、電話があってから、事務所に戻るまで、30分もかからなかったと思います。
自分としては「神対応」だったと思うのですが、打ち合わせから戻ってきた
イケ監に報告すると、「ふーん」という感じで、別に感謝の言葉もなし。
以前、彼の外出中に、住民さんから「物置の鍵が回らない」という電話があったとき、
駆けつけて、解決したときもそうでしたけど。

ええ仕事しまっせ~

私なら、それぐらい、やって当たり前と思ってるのでしょう。(笑)

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