休憩時間中のベトナム語講座

2018-01-16 19:29:56 | 仕事
「鳶さん」もしくは「足場屋さん」と呼ぶ職人さんたちは、
明日明後日にでも足場が組み上がるので、2月の解体時期まで、
しばしお別れです。

鳶さんたちは毎日4~7人くらい現場に通ってくるのですが、その中に、
ベトナム人の若い子が数名いることは、以前書きました。

昼休みの日本語講座

そのうち、今日現場に来ていたのは、24歳のグアンくんだけ。

10時の休憩時間、事務所に入ってきて、一人ぽつんと、パイプ椅子に座っています。

同じく休憩中の、警備の仕事をしている62歳のおばさまが、話しかけました。
「あのさぁ。この前、ベトナム語をちょっとだけ教えてもらったけど、
 それをメモした紙が、どっか行ってもてん。もういっぺん、教えて」

「イイヨ。ナニ?」
「『おはようございます』は?」
「シンチャオ」
「えーっと、『こんにちは』は?」
「ソレモ『シンチャオ』。ベトナムデハ、オナジネ」

「ほな、『いただきます』は?」
「シンマイ」
「ふーん、『新米』って覚えたらええなぁ。」
と、メモしています。

今日中に入力するべきエクセルの表に必死で数字を入力していた私ですが、
笑いながら、会話に加わりました。

「『ただいま』は、なんて言うの?」
「タダイマ・・・ナニ?」
「家に帰ったときの挨拶よ」
「アア。チョットムズカシクテ、ナガイヨ」
「まぁ、言うてみて」

「●★○☆ ●★○☆ ●★○☆ ●★○☆」
「え?もっとゆっくり、言うて」
グアンくんの隣のパイプ椅子に移動し、聞き取った言葉をカタカナに直して
メモするおばさま。

「ただいま」だけで、めちゃくちゃ長いなんて、ビックリです。

「ベトナム語ハ、インド語ノツギにムズカシイト、イワレテルラシイヨ」
「あ、それ、ホアン君から、聞いたわ-」

翌朝、出勤して、駐車場でグアンくんに会ったとき、
「シンチャオ!」
と挨拶すると、一瞬ビックリした顔をしてましたが、
「シンチャ、シンチャ!!!」
と、笑顔で答えてくれて、嬉しかったです。

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