いつも開けっ放しの私のたんすを見て
「泥棒が入ったみたいだ」と笑う。
仕事で疲れて居眠りをする私を見て
黙って夕食を作り、
きちんとセットしてから
「起きて」と起こしに来る。
すぐ癇癪を起こす私を
「落ち着け」と根気よくなだめる。
ほったらかしの観葉植物に
ときどき水をやったり
枯れた花びらを拾ったり。
もぞもぞ布団に入る私を
寝ていても無意識に腕を伸ばして
受け入れようとする。
なんてやさしい生き物だろう。
そんなやさしい生き物が昨日、
「まゆは我慢しないですぐに怒って
俺はいつも我慢ばかりしてる」
と言った。
そのとおりなんだと思う。
でも、すごく悲しくなった。
申し訳なくなった。
昨日は別々の時間に寝た。
遅い時間に私が布団に入ると
寝ながら私をぎゅっと抱きしめて
ぎりぎり歯ぎしりをした。
なんだかどうしようもなく愛しくて
笑いが止まらなくなった。
歯ぎしりはするし
いびきもかくし
寝言まで言う
その頭をがしがし撫でた。
もっと大切にしなければ。
もっとやさしくならなくては。
「泥棒が入ったみたいだ」と笑う。
仕事で疲れて居眠りをする私を見て
黙って夕食を作り、
きちんとセットしてから
「起きて」と起こしに来る。
すぐ癇癪を起こす私を
「落ち着け」と根気よくなだめる。
ほったらかしの観葉植物に
ときどき水をやったり
枯れた花びらを拾ったり。
もぞもぞ布団に入る私を
寝ていても無意識に腕を伸ばして
受け入れようとする。
なんてやさしい生き物だろう。
そんなやさしい生き物が昨日、
「まゆは我慢しないですぐに怒って
俺はいつも我慢ばかりしてる」
と言った。
そのとおりなんだと思う。
でも、すごく悲しくなった。
申し訳なくなった。
昨日は別々の時間に寝た。
遅い時間に私が布団に入ると
寝ながら私をぎゅっと抱きしめて
ぎりぎり歯ぎしりをした。
なんだかどうしようもなく愛しくて
笑いが止まらなくなった。
歯ぎしりはするし
いびきもかくし
寝言まで言う
その頭をがしがし撫でた。
もっと大切にしなければ。
もっとやさしくならなくては。