ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

3月まで、『戦場のメリークリスマス』の、最後の大規模上映があるので、興味のある方はぜひ劇場へ

2023-02-20 00:00:00 | 映画

大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』は、他の「大島渚プロダクション」が版権をもっている作品とともに今年(2023年)国立機関に収蔵される予定ですので、今後は大規模な回顧上映みたいなものが難しくなります。なおこれは、大島監督の事務所である「大島渚プロダクション」の作品の話であって、大島監督の出身である松竹での制作作品や東映で撮影した『天草四郎時貞』(興行的に失敗し、大島監督はしばらく日本中の映画会社から干されました)、あとフランスで制作した『マックス、モン・アムール』などは該当しません。

それで、記事を書くのが遅くなりましたが(夏休みの宿題のようなもので、追い込まれないと記事を書けないのが私の欠点です)、その『戦場のメリークリスマス』の最後の大規模上映が、現在行われている最中ですので、興味のある方は、ぜひご覧になってください。記事を。


「戦場のメリークリスマス 4K修復版」の“最終リベンジ”上映が1月から
2022年11月24日 8:00 507 9
映画ナタリー編集部

大島渚が監督を務めた「戦場のメリークリスマス」の修復版が、2023年1月13日より東京・新宿武蔵野館ほかにて再上映。新たなポスタービジュアルも解禁された。

1983年に日本初公開された「戦場のメリークリスマス」は、日本軍の捕虜収容所を舞台とする人間ドラマ。デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、内田裕也らが出演し、坂本は音楽も担当した。

「戦場のメリークリスマス 4K修復版」の上映は、大島の監督作品が2023年に国立機関に収蔵される予定であることをきっかけに昨年4月1日からスタート。しかし公開直後に政府から緊急事態宣言が発令され、一部劇場の休館、営業時間の短縮、座席指定券の事前販売休止などがあったため、最終上映期限が2023年3月末に迫ったこのタイミングで“最終リベンジ”上映が決定した。

というわけで、読者の皆様もぜひご覧になってください。予告編の動画は下。また説明するまでもありませんが、上のポスターは、

>新たなポスタービジュアル

です。

【予告編】『戦場のメリークリスマス 4K修復版』

こちらに、上映スケジュールがあります。3月でもいろいろな場所で上映がされる予定ですし、本日(2月21日)も、日本各地複数の場所で上映をしていますので、ぜひぜひどうぞ。都内でも、新宿武蔵野館で23日までやっていますし、3月の上映も複数の映画館であります。


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2 コメント

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国立映画アーカイブ『没後10年 映画監督 大島渚』(2023.4.11~ 5.28) (bogus-simotukare)
2023-04-10 20:59:57
 既にご存じかもしれませんが偶然気づいたので紹介しておきます。
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/oshima202303/#section1-2
 上映作品の一例は以下の通りです。
◆愛と希望の街(1959年)
 「シナリオ集」9号に発表したオリジナル脚本を大島自らが映画化した長篇デビュー作。 
◆青春残酷物語(1960年)
 「シナリオ集」8号に発表したオリジナル脚本「愛と人間のめざめ」の映画化。日本映画監督協会の第1回新人賞を受賞。
◆日本の夜と霧(1960年)
 公開からわずか4日で打ち切られたことに対し、大島は「政治的弾圧」であると抗議して翌年に松竹を退社
◆飼育(1961年)
 大島にとって初の独立プロ作品であり、芥川賞を受賞した大江健三郎の原作小説を大胆に解釈
◆私のベレット(1964年)
 日本映画監督協会がプロダクションを設立して製作した、いすゞ自動車のPR映画。
◆悦楽(1965年)
 山田風太郎の小説「棺の中の悦楽」を映画化した創造社の第1回作品。
◆忍者武芸帳(1967年)
 白土三平による同名劇画「忍者武芸帳」を映画化。
◆愛のコリーダ(1976年)
 阿部定と石田吉蔵の猟奇性愛事件をもとに、2人の究極の愛を描いた日仏合作のハードコア・ポルノ。
◆戦場のメリークリスマス(1983年)
 イギリス人作家ローレンス・ヴァン・デル・ポストの「影の獄にて」を日英合作で映画化。
◆わが映画人生 黒澤明監督(2002年)
 大島が理事長を務めた当時(1980-1996年)の日本映画監督協会が創立50周年を機に先輩監督の貴重な証言を永久保存する目的で製作を開始した「わが映画人生」シリーズの一本。大島が聞き手を務め、黒澤明(1910~1998年)の映画人生と作品について語り合う。大島は「黒澤さんが『生きものの記録』(1955年)と早坂文雄さん(1914~1955年)について語られたくだりは、何度見直しても胸が熱くなる」と振り返っている。1993年8月1日に収録。
→ちなみに『我が映画人生』は他にも
『本多猪四郎(ゴジラ)』『岡本喜八』『新藤兼人』などがあるとのこと。
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>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2023-04-10 21:15:48
コメントありがとうございます。実は、明日の記事がこの件なのです。

私も最近仕事が忙しいので、行くのが大変なところがるのですが、ぜひ観たい作品があるので(どの作品化は記事をお読みになってください)非常に楽しみです。
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